仏教用語『遊戯』コロナ禍の遊びは私たちもお店も気をつかわないと

仏教用語『遊戯』の意味

『遊戯』(ゆうぎ)

仏教では遊戯と書いて「ゆげ」と読む。

仏・菩薩が心にまかせて自由自在にふるまうこと。
仏の境地に遊ぶこと。

ただし仏のいう遊ぶとは、人々を思いのままに救うことをいう。

現在では子供などが遊びたわむれることをいう。

仏教用語『遊戯』と時事をまじえた法雅のひとりごと

東京、コロナウイルス感染拡大要警戒の段階へ

「一期一会の御縁に感謝」僧侶歴30年の現役和尚・法雅(ほうが)です。

新型コロナウイルス感染が全国で再び増加しています。

とくに東京では昨日の新規感染者が107人と2ヶ月ぶりの100人超えに正直驚きました。
小池都知事は緊急会見で「感染拡大要警戒の段階」とし、とくに感染増加の原因とされる「夜の街関連」への外出を控えるよう呼びかけました。

道南の片田舎に住んでいる法雅は毎日ニュースやネットの記事をみて、自分なりにものごとの移り変わりを観察していますが、こうなることは分かっていたことだと思います。

  • 新型コロナウイルスは消滅していない
  • 抗体や免疫をもつ人は1%もいない
  • 緊急事態宣言が解除され、もとの人出にもどった

いくらマスクや手洗いをしたとしても、これだけの条件がそろえば感染拡大しないわけがありません。

人間が遊ぶことは自然の行為

今回の増加原因は「夜の街関連」とひとくくりにされていますが、これも人間の行動としては致し方ないことだと思います。

緊急事態宣言中はステイホームといわれ外出自粛を要請され、お店も営業自粛していました。
ステイホーム中にずっと我慢してきたのですから、解除されれば「会って話しをしようか」「一緒に飲みにいこう」「歓楽街へ遊びにいこう」とするのは人間として当然ではないでしょうか。

国民は修行僧ではないので、遊戯場に行くこと、遊びに行くという行動自体は自然であり、いくら夜の街への外出を控えてといわれても店が開いている限りは遊びにいくものです。

さて、「遊戯」という言葉はよく使われますが、じつは仏教由来の言葉だということはあまり知られていません。

生活のなかに生きる仏教用語『遊戯』

そこで本日の生活のなかに生きる仏教用語。
今回は『遊戯』です。

「遊戯」という言葉は仏教からきています。もとは「ゆげ」と読みました。
仏様や菩薩様が心にまかせて自由自在に人々を救うことをいいます。

つまり仏様の唯一の楽しみは人を救うことをあらわしています。
それが現在では子供などが遊びたわむれる意味で使われています。

仏教でいう「ゆげ」は仏様が人を救うという楽しみをいい、現在の「ゆうぎ」は人々がストレス発散やリフレッシュのために楽しむことをいいます。

同じ楽しむでも楽しみ方がちがうのは、やはり仏様と私たち凡夫(ぼんぷ)のちがい。

心のレベルのちがいともいえましょう。

仏様の楽しみは、仏の教えによって他人がよろこぶ「利他」の楽しみ。
私たちの楽しみは短い時間でも気分転換や快楽を求めて自分がよろこぶ「自利」の楽しみ。
楽しむ種類がそもそもちがいます。

コロナ禍の遊びは私たちもお店も気をつかわないと

しかし、コロナ禍の遊びの難しいところは自分がよろこぶ楽しむつもりが、ウイルスをひろって自分のみならず家族が苦しむ可能性が誰にでもあることです。
かといって、また外出自粛や営業自粛になると私たちもお店も困ります。

とすると、コロナ禍の遊びはお店側は感染対策をしっかりすることはもちろん、遊びにいく私たちも感染対策はしながらも、今までよりは少し遊ぶ頻度を下げることで、私たちもお店も長くつきあえるのではないかと思います。

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