「ラーメンは日本が誇る麺料理」を追求する店主。雰囲気も接客もラーメンもゴールがちがう
「一期一会の御縁に感謝」ランチ和尚の法雅(ほうが)です。
北海道・道南に住み始めて6年目のアラフィフ和尚が、函館のランチのお店を紹介するシリーズ企画【函館deランチ】。
今回は函館市昭和にあるラーメン店「RAMEN ROOM 18(ラーメンルームワンエイト)」(本文ではワンエイトと書きます)を紹介します。
2020年7月にオープンした話題のラーメン店が昭和にあると聞き、以前から行ってみたいと思っていたお店。それがワンエイトです。
ラーメン屋なので暑い夏は避けてすこし涼しくなったら訪問しようと思い、今回の訪問となりました。
ラーメン店としてミシュランで初めて1つ星を獲得した、あの「Japanese Soba Noodles 蔦」で3年半修行した店主のお店。
とてもワクワクしますね。
それでは訪問記を始めます。
RAMEN ROOM 18(ラーメンルームワンエイト)へ初訪問
その日は一気に冷え込んだ10月初旬。思わずストーブのスイッチに手を伸ばしそうになりました。
10月になると、いつストーブを点けるか悩みますよねぇ。
この日も函館で用事をすましながら12時30分、ワンエイトに着きました。
ワンエイトは桐花通りにある『クロマグロ専門工房 鮪斗』の路地を入ってすぐの場所です。
大通りに面していない目立たない場所にあるお店です。
こんな地味な場所にお客はくるんだろうかと最初は思いました。
ワンエイトの駐車場は、お店を囲むように8台用意されています。
お店に入る前に外観の写真を撮りました。
ワンエイトの外観は、無駄な飾りがひとつもないシンプルな外観。
建物一面を濃い目の灰色で塗装しているため、白いのれんと壁面の店名がよく映えます。
また大きめの窓が開放感を与えています。
では、ワンエイトの店内に入ります。
RAMEN ROOM 18(ラーメンルームワンエイト)の店内とメニュー
RAMEN ROOM 18(ラーメンルームワンエイト)の店内
ワンエイトの店内はとても清潔でおしゃれ。
白を基調に、灰色をアクセントにした色づかい。オープンキッチンのなかも食器や鍋などがきれいに並べられています。
ラーメン屋というより洋食店に来たような雰囲気の店内です。
「いらっしゃませ。食券をお求めください」と店主に声をかけられて、入り口の隣にある券売機で食券を買うことを知ります。
券売機で食券を買い、席に座りました。(なにを注文したかはメニューのところで書きます)
ワンエイトはカウンター席が8席(イスの硬さがちょうど良い)。小上がりのテーブルが2卓と、10人ちょっとで満席になるような小さなお店です。
店主がなるべく調理に集中できるよう、オーダー(券売機)と水のセルフサービスをお願いしていることがよく理解できます。
法雅夫婦が訪問した時は、半分ほど席がうまっていました。
「もうすぐ1時だから、このままお客が減るのかな」と思ってみたら、それから次々とお客が来店。数人が外で待っているほどの盛況ぶりでした。
客層はサラリーマン・作業員・シニアマダムなど、幅広い年齢層でした。
すべてのお客を店主1人で対応し、調理し接客する。上品な雰囲気で丁寧に接客している姿が印象的でした。
平日のランチで、これほどお客が入れ替わるとは。さすがです。
RAMEN ROOM 18の「18」とは
たまたま店主が、法雅の目の前でどんぶりを片付けていたので、疑問に思ったことを聞いてみました。
RAMEN ROOM 18の「18」とは、どういう由来でしょうか?
すると店主は、はにかみながら答えてくれました。
RAMEN ROOM 18の「18」は、ぼくの名前が由来です。一八と書いてかずやと読みます。
そして誕生日も18なので、ぼくのラッキーナンバーだと思っています。
答え方も丁寧で上品。好感度がかなり上がりました。
RAMEN ROOM 18(ラーメンルームワンエイト)のランチメニュー
ワンエイトは11:30から15:00までの、わずか3時間半のランチ営業のみです。
その3時間半で勝負しているお店といっても良いでしょう。
そしてラーメンのこだわりは店主が修行してきた「Japanese Soba Noodles 蔦」と同様です。
- スープ、タレには化学調味料を使用せず、食材のもつ旨味を幾重にも濃密に重ねる
- 麺は自家製粉や独自の製法なども意欲的に開発する
これらのこだわりを生かして提供されているラーメンは次の4種類です。(金額はすべて税込です)
- 醤油Soba(900円~)
- 煮干しSoba(850円~)
- 塩Soba(900円~)
- 鶏油Soba(850円~)
※たとえば醤油Soba(900円)であれば、味玉入り(1,050円)、チャーシュー入り(1,150円)、チャーシュー・味玉入り(1,300円)とトッピング内容によって金額が変わります。
さて、今回法雅たちがオーダーしたのは、法雅は「チャーシュー味玉醤油Soba」(1,300円)を、妻は「味玉煮干しSoba」(1,000円)を注文しました。
ラーメンを作っている店主はかっこいいですね。白いコックコートがよく似合います。
調理中も大きな音を立てないように注意をはらっているのが分かります。
たとえば、鍋をコンロに戻すときもソッと置いたりしています。
そして見せ場は麺の湯切りです。
四角いてぼを一気にふり下ろして、腕を交差して2つのどんぶりに入れる。丁寧に具材をそえる。
蔦でかなり教育を受けてきたのを垣間見ました。
席に着いてから15分。ラーメンの登場です。
RAMEN ROOM 18(ラーメンルームワンエイト)のラーメンをいただきます
チャーシュー味玉醤油Soba(1,300円)
麺は細麺で長いです。しっかりとコシがあり、スープがよくからんでいます。
スープは醤油なので黒っぽい色です。味はけっして薄くないスッキリした和風の醤油スープです。
チャーシューは道産豚を低温調理し薄くスライスしているので、ほのかにピンク色です。
味玉は、青森シャモロックの玉子を使っています。トロトロです。
味玉煮干しSoba(1,000円)
煮干しの香りと、こちらも味がしっかり、且つスッキリしたラーメンです。
煮干しSobaの麺はちぢれ麺を使っています。
蔦と同様、底が深いどんぶりを使用しています。
「ラーメンは日本が誇る麺料理」を追求するRAMEN ROOM 18の店主。雰囲気も接客もラーメンもゴールがちがう
ワンエイトの店主が着ているコックコートの首に「日の丸」のようなデザインがあることに注目しました。
「そういえば店名のデザインにも赤い丸があるな」
自宅に帰ってから修業先の「Japanese Soba Noodles 蔦」のホームページを見て、なんとなく答えが分かったようです。
「ラーメンは日本が誇る麺料理」
蔦ではラーメンの存在をこのように表現しています。
その理念に共感し、蔦に飛び込み3年半修行を積んだワンエイトの店主。
ワンエイトの「お店の雰囲気」、「接客の仕方」、「提供するラーメン」は、日本人だけじゃなく外国人が食べに来ても満足する「日本が誇る麺料理」ラーメンを追求しています。
そのために努力しているのは、店の奥に高く積まれた小麦粉を見ればわかります。
今回もたいへん美味しくいただきました。
後日追記 RAMEN ROOM 18(ラーメンルームワンエイト)に再訪問
後日、ワンエイトに再訪問して別のラーメンを食べたので追記します。
函館といったら塩ラーメン。ワンエイトではどのような塩ラーメンを食べれるのか楽しみです。
チャーシュー塩Soba(1,150円)
これがワンエイトのチャーシュー塩Sobaです。
澄んだスープはスッキリした塩味。とても美味しいです。
醤油Sobaよりも細い麺をつかっています。
ワンエイトの塩Sobaにもっとも適した麺を店主が製麺しています。
たかが1杯のラーメン。だけど、その1杯にどれほどの手間がかかっているのでしょう。
麺類のなかでラーメンほど、手間がかかる食べ物はないと思います。
「最近では、松前からもお客さんがきてくれます」と、はにかみながら語った店主。
店主のラーメンへの手間と情熱。ちゃんと皆さんに伝わっているようです。
今回も大変美味しくいただきました。
RAMEN ROOM 18(ラーメンルームワンエイト)(函館市昭和/ラーメン)の基本情報
住所:北海道函館市昭和2-1-23
電話:確認できませんでした
営業時間:11:30-15:00
定休日:毎週水曜日、不定休(要確認)
駐車場:8台駐車できます
お店のホームページ:インスタグラム
本当にランチにおすすめなのは、この店!
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