仏教用語『四天王』空手の形が決まると、四天王そっくりだと思うのは法雅だけ?

仏教用語『四天王』の意味

『四天王』

須弥山中腹の四方に住むとされる仏法の守護神。
持国天(東方)・増長天(南方)・広目天(西方)・多聞天=毘沙門天(北方)の四天をいう。
仏像では、甲冑をつけた武将の姿で、憤った顔で邪鬼を踏むのが一般的。本堂須弥壇の四方に安置される。

現在では、ある道、ある部門にもっとも秀でたもの四人の呼び方をいう。古くから日本独自でつかわれてきた。

仏教用語『四天王』と時事をまじえた法雅のひとりごと

オリンピック追加競技・空手形。男子金メダル、女子銀メダルおめでとう!

「一期一会の御縁に感謝」僧侶歴30年の現役和尚・法雅(ほうが)です。

東京オリンピックは本日閉幕しますが、期間中じつにいろいろな競技があって驚きました。

陸上や水泳は有名ですが、馬術や自転車、射撃などあまり馴染みのない競技もあり、スポーツとは広い意味をもつ言葉だと思い知らされました。

また、今回のオリンピックから始まった制度があります。

追加種目です。

これは開催国に限り、追加種目の提案ができる権限が与えられるもので、人気が高まってきた競技を提案し国際オリンピック委員会(IOC)から承認を得られれば追加できるようになります。

開催国にとって追加種目ができるメリットは、オリンピックを機に国際的な認知度をさらに高めて、その競技の普及を図ることにあります。

今回はその追加種目の1つに空手が選ばれました。
そして競技の結果、「空手形」では男子は喜友名諒(きゆなりょう)選手が金メダルを、女子は清水希容(しみずきよう)選手が銀メダルを獲りました。

おめでとうございます。

空手が生活に溶けこんだ発祥の地・沖縄県

空手は、琉球王国の士族が護身術として学んだことが始まりとされており、沖縄県が「空手発祥の地」とされています。(諸説あり)

また沖縄県には400ちかく空手の道場があるとされ、指導者のほとんどは本業の傍(かたわ)ら、子供や大人たちに空手を指導しています。

空手が生活に溶けこんでいるんですね。

空手の競技は次の2種類です。

  • 形(かた)…攻撃と防御の技を組みあわせた演武。技の正確さや力強さ、スピード、リズム、バランス、極めの出来栄えで競う。
  • 組手(くみて)…1対1で自由に攻めあい、相手の決められた部位に対して突き・蹴り・打ちの技を、いかに早く正確に力強く決めるかで競う。

今回、法雅が注目したのは形です。

女子の清水希容選手が、キレッキレのスピードで技を繰り出し、「はいー!」と渾身の力をこめて形を決める。

その美しさとかっこよさに目を奪われました。

と同時に、形を決めたその姿が「四天王」の姿と似ていると感じたのです。

この四天王という言葉、もとは仏教由来の言葉です。

生活のなかに生きる仏教用語『四天王』

そこで本日の生活のなかに生きる仏教用語。

今回は『四天王』です。
「四天王」という言葉は仏教からきています。
須弥山中腹の四方に住むとされる仏法の守護神のことです。

持国天(東方)・増長天(南方)・広目天(西方)・多聞天=毘沙門天(北方)の四天をいいます。

仏像では、甲冑をつけた武将の姿で、憤った顔で邪鬼を踏むのが一般的。本堂須弥壇の四方に安置されます。

現在では、ある道、ある部門にもっとも秀でたもの四人の呼び方をいい、古くから日本独自でつかわれてきました。

仏教でいう四天王はまさに守護神。帝釈天に仕え仏法を守護するとされます。
その姿は強さをあらわすため、まるで空手の形を決めたようなポーズをとっているのが特徴的です。

また四天王信仰の歴史は古く、聖徳太子が蘇我氏と物部氏との戦いに参戦するにあたり四天王に祈願したとの言い伝えが残っています。
そして戦いに勝利したことに感謝し、聖徳太子は四天王寺(大阪市天王寺区)を建立したとされます。

このように強さの象徴としての四天王は、のちの時代に戦に強い4人の武将をあらわす言葉として「○○四天王」と用いられ、現在でも勝負事に圧倒的に強い4人を総称して「四天王」と用い、別格としています。

空手の形が決まると、四天王そっくりだと思うのは法雅だけ?

空手形女子の清水希容選手は、細身の体とは思えないほどの気迫を一瞬で出す。このメリハリがとても素晴らしいと感じました。

男子の喜友名諒選手はその体格からみても、形を決めたときのポーズは四天王そのものです。

空手は武道のなかでも強い。それをこの演舞で体現できていると感じました。
このオリンピックを機に、空手がもっと世界中に広まることを期待しています。(合掌)

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