仏教用語『上品』田村正和さんの上品な生き方に感服しました

仏教用語『上品』の意味

『上品』

仏教では「じょうぼん」と読む。
とくに浄土系宗派につかう。極楽浄土に往生する者を、生前に積んだ功徳のちがいに応じて九品を上品・中品・下品に三分し、上品は最上位。
仏の教えにどれほど誠実であるか、これが上品と下品の分かれ目とされる。

現在では、言葉づかいや服装などが気品があることを意味する。

仏教用語『上品』と時事をまじえた法雅のひとりごと

俳優の田村正和さん、4月に亡くなっていたことが報道される

「一期一会の御縁に感謝」僧侶歴30年の現役和尚・法雅(ほうが)です。

一昨日の夜、俳優の田村正和さんが4月3日に心不全で亡くなったことが報道されました。

この報道を聞いて、法雅は2つのことを思いました。
1つは「そういえば最近はすっかりテレビでみなかったな。まだそんなにお歳じゃないはず」と思い、あとで77歳と知りました。

2つには「4月3日に亡くなったのに、今になって伝わるのはどうしてだろう。この情報時代にまったく知らされなかったのは不思議」と思いました。

おそらく、いろいろと事情があるんでしょうね。

田村正和さんのことで思い出すのは、やはり『古畑任三郎』です。

『刑事コロンボ』と同じく、最初に犯人の犯行シーンから始まり、古畑任三郎が巧みに、かつジワジワと犯人を追い詰めていく展開がよかったです。
その当時は、法雅のまわりでも古畑任三郎のマネをする人が多く、くせが強いが愛されるキャラクターを演じていました。

またインタビューを受けている時でも、田村正和さんはいつも、キチンとした身なりをして、発言を熟慮しながら静かに、そしてにこやかに答えているのが好印象でした。

テレビ画面から、とても上品な印象が伝わりました。

上品になるための方法を5点にまとめてみました

インターネットで、上品な男性の条件、上品になるための方法を調べてみると、じつに多くの記事が出てきます。
おもに共通するところを5点にまとめてみました。

  1. つねに姿勢を正してきれいに振る舞っている
  2. 声量を下げて、言葉づかいが丁寧
  3. 食事など、あらゆるマナーを勉強している
  4. 見た目に清潔感があり所作がスマート
  5. 他人に気が利くほど心に余裕がある

上品になりたいと考えている方は、このことを意識すれば上品な人へ近づくことでしょう。

田村正和さんは晩年、あえて仕事を減らしていたようです。
おそらくは自分の引き際をわかっていて、静かに人生を終えたかったのではと思います。
またそうしたほうが、今まで演じてきたキャラクターのイメージを崩さないことをご存じだったのではないでしょうか。

そう考えますと、亡くなって1ヶ月半(七七日忌)たってからのお知らせの必然性が生まれます。

田村正和さん、亡くなり方も上品で感服いたしました。

ところで、上品という言葉、もとは仏教由来の言葉なのです。

生活のなかに生きる仏教用語『上品』

そこで本日の生活のなかに生きる仏教用語。

今回は『上品』です。
「上品」という言葉は仏教からきています。仏教では「じょうぼん」と読みます。
とくに浄土系宗派につかわれています。
極楽浄土に往生する者を、生前に積んだ功徳のちがいに応じて九品を上品・中品・下品に三分し、上品は最上位。
仏の教えにどれほど誠実であるか、これが上品と下品の分かれ目とされています。

現在では、言葉づかいや服装などが気品があることを意味します。

仏教で使われている品(ほん)は、仏の教えにどれほど忠実に生活しているか、修行しているか。
これをレベル分けしたのが「品」で、上品(じょうぼん)は仏の教えに近い生き方であり、往生できる状態のことです。

また、日常会話の品(ひん)は、人や物にそなわる風格や人がらのことですから、仏教で使われる意味とはちがいます。
ですが、ともに品が高いほど、仏や人々から評価されるという意味では共通しています。

芸能界では、上品な人がレアな存在になっている

最近の芸能界は、お笑い芸人とジャニーズにほぼ占領されている感じがします。
しかもジャニーズといっても、一昔前のスマートなアイドルというよりは、お笑い芸人と区別がつかないくらいバラエティーアイドル化しており、とても賑やかです。

静かにしゃべるのは、『四千頭身』の後藤くんぐらいで、彼の存在が貴重になっているとさえ感じます。
もちろん、後藤くんでも上品とはいえません。

そう考えると今のご時世、田村正和さんのような上品な人が少なくなったと痛感します。
かくいう法雅も上品ではありません。あしからず。(合掌)

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