仏教用語『玄関』コロナ禍のなか「玄関で受け取る時代」が定着するか

仏教用語『玄関』の意味

『玄関』(げんかん)

もともと玄関はお寺の入り口のことを指していた。

「玄」は深い悟りの意味、「関」は出入り口の意味、よって玄関は仏様の深い悟りへの入り口のことをいった。

その玄関が時代の経過とともに大衆化され、現在は一般家庭でも玄関を呼ぶ。

仏教用語『玄関』と時事をまじえた法雅のひとりごと

「一期一会の御縁に感謝」僧侶歴30年の現役和尚・法雅(ほうが)です。

昨日のニュースのなかで、宅配便大手のヤマト運輸の荷物取扱量がコロナ禍により急増していることが報道されました。

具体的には、

  • 4月の荷物取扱量1億5599万個(前年同月比13.2%増)
  • 5月の荷物取扱量1億6498万個(前年同月比19.5%増)

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための外出自粛により、インターネット通販などが増えたのが理由としています。

法人の荷物が減ったにもかかわらず、個人の荷物の急増で全体をおおきく押し上げたのですから、外出自粛中の「巣ごもり消費」恐るべしです。

これはヤマト運輸だけにとどまらず、佐川急便では荷物の増加に対応するため受取人が指定した場所に荷物を置いておく、いわゆる「置き配」サービスが始まりましたし、店のメニューを運ぶウーバーイーツのような業者も増えてきています。

このようにコロナ禍のなか、荷物や食べ物が玄関先に届くサービスが拡大しています。

はたして玄関ですべての物が受け取れる時代がそのまま来るのでしょうか。

生活のなかに生きる仏教用語『玄関』

そこで本日の生活のなかに生きる仏教のことば。

今回は『玄関』です。

「玄関」という言葉は仏教からきています。
もともと玄関はお寺の入り口のことを指していました。
つまり「玄」は深い悟りの意味、「関」は出入り口の意味ですから、玄関は仏様の深い悟りへの入り口をいいました。

その玄関が時代の経過とともにお寺から高位な屋敷、そして一般家庭へと大衆化されました。

今では家の入り口のことを玄関といい、どこのご家庭にも玄関がありますが、「仏の悟りの入り口」という意味があったとは驚きです。

はたして人ではなく「物」が動く社会になるのか

このまま玄関先ですべての物が受け取れるようになれば、以前、ヤフー株式会社 CSOの安宅和人氏が「今までは人が動く社会を作ってきましたが、これからは物が動く社会になります」(5月10日『不思議』)という言葉どおりになるのではと期待をしています。

いずれにしても、新型コロナウイルスとの共生はまだ始まったばかりです。

この先、どんな変化が待ち受けているかまだわかりませんが、「諸行無常」なので変化はつきものと心得て冷静に対応していきたいものです。(合掌)

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