仏教用語『阿吽(あうん)』水谷・伊藤ペア、阿吽の呼吸で卓球王国・中国を破る

仏教用語『阿吽(あうん)』の意味

『阿吽(あうん)』

古代インド文字(サンスクリット)のア・フーンを漢字にあてたもの。
「阿」は万物の初め、「吽」は万物の終りを象徴している。
よく寺院山門におかれる仁王や狛犬などは、一方は口を開き「阿」、他方は口を閉じている「吽」。
これは、この場所は万物のすべて・真理が在すことを表している。

現在では「阿吽の呼吸」のように、ともに一つのことをする時の調子や気持ち、または行動が一致したときにつかわれる。

仏教用語『阿吽(あうん)』と時事をまじえた法雅のひとりごと

水谷・伊藤ペア、阿吽の呼吸で卓球王国・中国を破る

「一期一会の御縁に感謝」僧侶歴30年の現役和尚・法雅(ほうが)です。

7月23日に開幕した東京オリンピック。連日熱戦をくり広げており、日本は多くのメダルを獲得しています。

そのなかでも、東京大会からの新種目・卓球混合ダブルスで金メダルをとった水谷隼・伊藤美誠ペアの活躍は胸が熱くなるものがありました。

なんと言っても卓球王国・中国を下しての金メダルです!

卓球では、どの国の選手も越えることができない壁。それが中国です。
2008年の北京大会からリオデジャネイロ大会までの3大会、卓球の全種目は中国が金メダルを独占していることからも分かります。

なぜ中国はそんなに卓球が強いのでしょうか。
その答えは、水谷隼選手が述べています。

一番大きな要因は、小さい時から強くなるためのシステムが構築されていることですよね。

聞いた話だと、小学校くらいから学校に行かずに毎日練習をして、そこで活躍して成績を残せばジュニアナショナルチームに行く。さらにそこで活躍すればナショナルチームのトップにというシステムで1年中卓球に専念できる。さらにそこに今まで世界チャンピオンだった方がコーチや監督でいるのでシステムが良く出来ていると思います。

出典:『ラリーズ』なぜ中国は卓球が強いのか?<Vol1.水谷隼>

そんな中国に対して勝てた要因。
それは水谷・伊藤ペアの性格と調子のコンビネーションがピッタリと合ってたからではないでしょうか。

つまり阿吽(あうん)の呼吸です。

大金星をあげたカギは「阿吽の呼吸」ではないだろうか

中国の選手は「個」の強さでは誰にも負けませんが、「ペア」となると何時ものようにいかないものです。

それに対して日本の選手は、個では一歩及ばないものの、ペアやグループでは強さを発揮する。そういうシーンをスポーツ以外でも多く見受けられます。

また日本では同調性を重んじるため、自然と周りの人たちのペースに合わせることが身についています。
こういう「阿吽の呼吸」が、今回の大金星につながったのではないでしょうか。

ところで、阿吽(あうん)という言葉、もとは仏教由来の言葉なのです。

生活のなかに生きる仏教用語『阿吽(あうん)』

そこで本日の生活のなかに生きる仏教用語。

今回は『阿吽(あうん)』です。
「阿吽(あうん)」という言葉は仏教からきています。
古代インド文字(サンスクリット)のア・フーンを漢字にあてたものです。
「阿」は万物の初め、「吽」は万物の終りを象徴しています。

よく寺院山門におかれる仁王や狛犬などは、一方は口を開き「阿」、他方は口を閉じている「吽」。
これは、この場所は万物のすべて・真理が在(ましま)すことを表しています。

現在では「阿吽の呼吸」のように、ともに一つのことをする時の調子や気持ち、または行動が一致したときにつかわれています。

仏教用語の阿吽(あうん)を国語辞典に例えると、国語辞典の最初は「あ」から始まり、最後は「ん」で終わります。
その「あ」から「ん」の間に、国語辞典のすべての意味が込められています。

これと同様に、お寺や神社にある「一対になっている」像や置物のほとんどが、ひとつは口を開いた「阿」、もうひとつは口を閉じた「吽」の形をしています。

これで、この場所は万物のすべてがあり、真理が存在することを意味しているのです。

大事なことは、この「阿」と「吽」はつねに一対であり、表裏一体の関係だということです。

それは「阿」だけあっても、万物のすべてを表したことにならないから、つねに一対でなければなりません。
その意味から2人一組でおこない、しかもお互いの調子や気持ちが一致している姿を「阿吽の呼吸だ」というようになりました。

今では、長年つれそった夫婦が、なにも言わなくてもこちらの意図をくんで行動してくれるように、阿吽の呼吸は一朝一夕でできるものではなく、長年の積み重ねとお互いの信頼関係がないとできないものです。

水谷・伊藤ペアは、卓球界では世界最強の阿吽のペア

水谷隼選手と伊藤美誠選手は、同じ静岡県磐田市出身で水谷選手の父親がコーチをつとめるスポーツ少年団に入っていました。
12歳の年齢差ながら、年の離れた兄妹のような付きあいになったのは自然のなりゆきでした。

とても不思議な縁です。

こういう長年の積み重ねとお互いをリスペクトする信頼関係がなし得た金メダルであり、現在の卓球界において水谷・伊藤ペアを越えるペアは存在しないことを証明しました。

まさに、阿吽の呼吸とは、この2人のためにある言葉です。(合掌)

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