仏教用語『安心』カタカナ言葉ばかりじゃ、かえって安心できないお年頃

仏教用語『安心』の意味

『安心』(あんしん)

もとは「あんじん」と言い、信仰により心をひとつにとどめて動かないこと。

平たくいえば「安定している心」をいう。

現在では心配や不安がない「安らかな心」の意味で使われている。

仏教用語『安心』と時事をまじえた法雅のひとりごと

「一期一会の御縁に感謝」僧侶歴30年の現役和尚・法雅(ほうが)です。

今朝の情報番組をみていたら『東京アラート』という言葉の解釈の仕方で議論がありました。

新型コロナウイルス感染の緊急事態宣言が全国で解除され、店舗などの休業要請が解除されました。

しかし、コロナウイルスが市中にいる状態での経済活動の再開は、いつ感染者が再拡大してもおかしくありません。

そこで東京都は直近の感染状況をみて、3つの基準のうち1つでも達成できない場合、『東京アラート』の発令を検討し、場合によっては再び休業要請をするという内容です。

具体的な3つの基準は以下のとおりです。

  • 1日の新規感染者が直近7日間の平均で20人未満
  • 感染経路不明者の割合が直近7日間の平均で50%未満
  • 週単位の感染者が減少

この基準を超えてはいけないのですが、現在すでに東京都では2つ越えています。

それで、いつ『東京アラート』が発動するのか、発動する基準はどうなのか番組で議論されていました。

アラフィフ法雅は番組をみながら「そもそもアラートってなに?」と思いました。

近年、カタカナ言葉が生活で使われていますが、このコロナ騒ぎでますます増えているように感じます。

「クラスター」「オーバーシュート」「ロックダウン」「パンデミック」「ソーシャルディスタンス」「ステイホーム」など。

おそらく今年の流行語大賞にノミネートされるものばかりです。

アラフィフ法雅の考えでは、どうして日本は日本語を大事にしないんだろうと思います。

日本語にしたほうが意味が明確に分かるものばかりです。
たとえば、

「クラスター→集団感染」
「オーバーシュート→感染爆発」
「ロックダウン→都市封鎖」

など。
今回のアラートは「警報」で良いのではないかと思います。

カタカナ言葉があふれることで逆に気持ちが安心できないのです。

生活のなかに生きる仏教用語『安心』

そこで本日の生活のなかに生きる仏教のことば。今回は『安心』です。

「安心」という言葉は仏教からきています。
もとは「あんじん」と言い、信仰により心をひとつにとどめて動かないこと。
平たくいえば「安定している心」をいいました。

それが現在では心配や不安がない「安らかな心」の意味で使われています。

日本語のすばらしさ

日本語は世界でもっとも難しい言葉であると同時に、世界でもっとも優秀な言葉だと法雅は思います。

相手の立場を思いやりながら発する言葉こそが日本語の特徴であり、ゆえに日本語を聞くと気持ちが通じるから安心できるのだと思います。

それが外国語由来のカタカナ言葉だと、日本語にはない異物が入っているせいか命じられているように法雅は感じてしまいます。

このブログでは、なるべく日本語を大事にしたいのでカタカナ言葉は抑えています。

このこだわりを大切にしていきたいと思います。

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