4話 法雅の教育観。の巻

ここで、法雅の教育の考え方をお話ししようと思います。
教育の考え方について、このブログを読まれている皆さん1人ひとり考え方がちがうと思います。

法雅のように大きな借金してまで教育費と養育費をだすことが正解だとは、法雅自身も思ってはいません。

あまりにリスクが大きすぎるからです。

もしも、借金の返済ができなくなり自己破産。

そして住職としての資質をとわれ失職。

こうなったら子供の教育という長年をかけて取り組むべき進路が途中で断たれ、子供も進路を変えざるを得なくなります。

このブログを書いている目的の1つは、法雅のようながけっぷちの苦労をしてほしくない思いがあるからです。

そこまでしても子供の教育のため丸裸になったのか理由が2つあります。

1つは、子供を高収入の職種についてほしかったからです。
お寺というと、皆さんのイメージでは住職の子供が親のあとを継ぐと思われます。

しかし法雅は、子供の将来は子供自身で決めてほしかったので、あとを継がせる気持ちはありませんでした。

とくに上の子供は建築系に進みたいと早くから目標をもっていましたので応援したいと思っていました。

たしかにお寺の跡継ぎになれば、ある程度の衣食住は守られますので、まじめに務めれば一生暮らすことも可能でしょう。

親は同じ苦労を子供にかけさせたくないという気持ちがあります。
いつか子供たちも親になり、子供を育てるときに少しでも苦労をへらしたい。

そのためには少しでも収入の良い会社に入ってほしいので法雅は背伸びをしました。

2つは、日本の教育事情に関係します。

今でこそ高校無償化が定着し、大学無償化も始まりました。
法雅が離婚した時は民主党政権が打ち出した高校無償化が始まったばかりで、いつまで続くか分からない情勢でした。

また日本の教育は北欧のような教育費無料という国とは異なり、お金をかければかけるほど成績が良くなるという傾向があります。
現在も同じといえます。
詳しくはこちらのページをご覧ください。

こういう2つの理由から、子供たちには少しでも良い会社に入ってほしい気持ちから、少しでも学力が伸びるよう良い塾にかよわせ、勉強のためだったら法雅が背伸びをしてどんどん投資をする。

子供のためだったら丸裸になってもかまわない。こういう気持ちで臨んできました。

今考えると綱渡りのような人生でとても皆さまにお勧めできませんが、現在ようやく子育て終盤です。
法雅の経済状態はがけっぷちですが、なんとか踏みとどまっています。
このまま落ちなければいいのですが。。

法雅がお金を借りる際、ひとつのルールを決めていました。
それは銀行系と政府系の金融機関からしか借りないことです。

消費者金融から借りると自分がダメになると思い、そこだけは徹底しました。

もちろん、どこから借りても返済できなければ意味はありませんが、ひとつのルールとして厳守し現在にいたっています。

(5話 つきっきりで勉強につづく)

法雅の浮き沈みアイキャッチ画像
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