がっつり蕎麦を食べたいとき
つい行きたくなる中太蕎麦の名店
一期一会の御縁に感謝。法雅(ほうが)です。
北海道・道南に住み始めて6年目のアラフィフ住職が、函館のランチのお店を紹介するシリーズ企画『函館deランチ』番外編。
今回は函館市のお隣、七飯町で有名なそば屋、『板そば 池田や 序葉久(じょはきゅう)』を紹介します。
法雅は蕎麦(そば)が大好きです。
昔はラーメンばかり食べていましたが、歳をかさねるにしたがい、圧倒的なそば党にかわりました。
函館には、すでに紹介した『久留葉』や『蕎麦蔵』といった名店があり、そこのお蕎麦も大変おいしいのですが、たまにふと、がっつり蕎麦を食べたい衝動におそわれる時があります。
そんな時、まよわず向かうお店が、函館市の隣町、七飯(ななえ)町にあるそば屋『板そば 池田や 序葉久』です。
序葉久と書いて「じょはきゅう」と読みます。
それでは、序葉久の訪問記をはじめます。
半年ぶりに「板そば 池田や 序葉久」へ訪問
新型コロナウイルス感染第2波といわれる感染が、全国的に縮小しているこの日、いろいろな用足しついでに函館に向かいました。
感染が落ち着いてきたからか、北海道外のナンバーをつけた車が増えてきたようです。
去年の同じ時期とは、とても比較になりませんが、すこし観光の動きがでてきているようです。
さて本日のランチですが、最近はずっと函館市内のお店をまわってきましたので、今回は函館から離れ、半年ぶりに行きたいお店に向かいます。
国道5号線をまっすぐ進むと、函館市から七飯町にはいります。
それから10分ほど進むと左手に古民家が見えてきます。
そこが、今回訪問する『板そば 池田や 序葉久』です。
駐車場は店の表に数台、店の裏手に広い駐車場があり、充分な台数が確保されており安心です。
さっそく車を駐車場にとめてお店に向かいます。
前回の訪問はコロナ禍の前、コロナ禍の序葉久はどうなっているのか、とても気になります。
板そば 池田や 序葉久の店内とメニュー
板そば 池田や 序葉久の店内
お店の玄関にかかっている大きなのれんをくぐって入り口をあけますと「いらっしゃいませぇ!」という元気な声が聞こえてきました。
「あぁ、いつも通りだ」とホッとしながら、まずは手指消毒をしました。
序葉久は明治42年(1909年)に建てられた古民家を改装して、平成25年(2013年)にそば屋としてオープンしました。
築100年をこえる建物の、太い大黒柱など昔ながらの雰囲気を残しつつ、テーブル席や水回りは新しく整備されており、上品かつ清潔な店内です。
店内は、おしゃれなジャズのBGMが流れています。
座席数は、座卓側で約20人、テーブル席側で約20人でしょうか。
個室のような部屋もあり、なかなかの広さです。
前回の訪問と、コロナ禍の今とのちがいも見えてきました。
お店のいたるところに感染対策の協力というかたちで壁に張り紙、机にマニュアルが置いてあります。
序葉久がかかげる感染対策のポイントをまとめてみました。
- 店内に入る時には「必ず」マスク着用のこと
- 食べるとき以外はなるべくマスク着用すること
- 子供が席を離れないように気をつけること
万が一にも、お店から感染者がでないように私たち客が協力したいものです。
メニュー表も変わっていました。コロナ禍前では、趣のある小冊子のようなメニュー表でしたが、今は感染対策のしやすさでしょうか。
クリアファイルのメニュー表となっていました。
板そばについて
序葉久は、板そばが食べられるそば屋です。
そば好きの店主が、各地のそばを食べ歩くなかで山形県発祥の板そばに出会い、この板そばを道内の多くの人に味わってもらおうと序葉久をオープンさせました。
山形県では、農作業後の「そば振る舞い」という風習があり、長い板に豪快にそばを盛りつけて複数の同席者と分けあうのが山形県の板そばです。
そして蕎麦は、そばの実を丸ごと挽いた粉をつかっているため、色は黒く太めに打ってあるのが特徴です。
序葉久では北海道民が食べやすいよう、山形県よりもすこし細い中太のそばをお盆のような木箱にいれて提供しています。
板そば 池田や 序葉久のランチメニュー
序葉久には、平日ランチ数量限定のおすすめなメニューがあります。
その名も「序葉久セット」です。
蕎麦(小)と名物・鳥めし、天ぷらの盛りあわせ、日替わりの小鉢がついて1,080円(税込)とお得です。
蕎麦は温かい蕎麦と冷たい蕎麦がえらべ、量も選べるのでうれしいですね。
板そばを食べたいときは、冷たい蕎麦をえらべば食べれます。
序葉久セット以外にも、平日限定のセットメニュー「サンキューセット」(税込999円)や、とろろそば(税込1,080円)、げそ天板そば(税込1,160円)などの各種そば、ご飯ものも豊富にそろっています。
いつもどおり3人で何を食べようか相談をし、法雅は「サンキューセット」(税込999円)を、ほかの同行者は「序葉久セット」(税込1,080円)、「鳥天丼」(税込990円)を注文しました。
話しながら10分ほどで、来ました。
板そば 池田や 序葉久のお蕎麦をいただきます
サンキューセット(税込999円)
板そばは、十割の中太麺。なかなかのコシです。
序葉久では、挽きたて、打ち立て、茹でたての「三たて」で提供してますので、蕎麦のおいしさも格別です。
また、そばの出汁は甘くなく法雅の好みの味です。
利尻昆布と高級鰹節から作っているそうです。
中太の蕎麦を箸でもちあげ、出汁につけ、豪快にズズズーっと麺をすすりワシワシと食べるのがたまらなくいいです。
また親子天丼は、ご飯の上に鳥むね肉、トロトロの半熟卵、ししとうの天ぷらがのっています。
法雅は序葉久に訪問したら、いつも蕎麦の量を「並」にしてサンキューセットを食べます。
板そばはもちろん、このお店の親子天丼が好きだからです。
序葉久セット(税込1,080円)
蕎麦(小)と名物・鳥めし、天ぷらの盛りあわせ、日替わりの小鉢のセットです。
鳥めしは、細かく刻んだそばの実・鶏肉・ゴボウが入っていて、素材の味がしておいしいです。
紅ショウガがピリッとアクセントになっています。
天ぷらは、海老・鳥むね肉・ちくわ・ししとうの天ぷら。
小鉢は今回はポテトサラダでした。
これで1,080円はお得だと思います。
鳥天丼(税込990円)
鳥天丼は、ご飯のうえに鳥むね肉(4枚)と、ししとうの天ぷらがのっています。
今回そばは、温かいそば(小)を選びました。
ダッタン蕎麦茶のミルクプリン(税込350円)
序葉久の名物デザートです。
なめらかでサラッとした味で喉ごしのよいそば茶のミルクプリンに、香ばしいそばの実がカリカリとアクセント。
とてもおいしいです。
板そば 池田や 序葉久は、がっつり蕎麦を食べたいとき、つい行きたくなるお店
これは法雅の個人的な序葉久エピソードと思っていただければいいのですが。
以前、真冬に序葉久へ訪問したときに、外が寒いからと温かいそばを食べたことがあります。
いつも板そばになれているからでしょうか。
温かいそばだと、いつものコシが感じず、ただの太いそばを食べているように思いました。
物足りなさを感じ、慌てて板そばを追加注文したことがありました。
季節を問わず、序葉久では冷たいそば「板そば」をおすすめします。
法雅は細いそばも大好きですが、そばをがっつり食べたい時は迷わず序葉久の のれんをくぐることでしょう。
今回もたいへん美味しくいただきました。
板そば 池田や 序葉久(じょはきゅう)(七飯町/蕎麦)基本情報
住所:北海道亀田郡七飯町大川1-10-4
電話:0138-64-2211
営業時間:
昼11:30-15:00(LO14:30)
夜17:00-20:00(水~日曜・祝日)
定休日:年末年始、その他不定休
駐車場:20台ほど駐車できます
お店のホームページ:見当たりませんでした
本当にランチにおすすめなのは、この店!
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