まさにビストロとはこういうお店
気軽にフレンチを楽しみましょう
一期一会の御縁に感謝。法雅（ほうが）です。
北海道・道南に住み始めて6年目のアラフィフ住職が、函館のランチのお店を紹介するシリーズ企画『函館deランチ』。
今回は函館で有名なフランス料理店Bistro Haku（本文ではビストロ ハクと書きます）を紹介します。
法雅がビストロという言葉を知ったきっかけは、4年前に終了したテレビ番組『SMAP×SMAP』の名物コーナー「ビストロSMAP」を見ていたことです。
SMAPのメンバーが、プロの料理人顔負けの料理を次々につくっていく様子に、テレビの前で感心してみていました。
あらためて「ビストロ」という言葉の意味を調べてみると、以下のとおりです。
- ビストロはフランス語
- 小さな、肩が凝らないフランス料理店
- ワインを楽しめるフランス風居酒屋
一言でいうと、「ワインを飲むことを目的とした、小さなカジュアルフレンチのお店」がビストロです。
今回訪問したビストロ ハクは、名前からビストロを名のっているお店です。
いったい、どういうお店か期待しながら訪問しました。
それではビストロ ハクの訪問記をはじめます。
Bistro Haku(ビストロ ハク）へ初訪問
いつもながら初訪問のお店は、期待と好奇心が高まります。
お店には事前に予約を入れていたので、予約の時間に間にあうようお店に向かいます。
地図をみると、お店の場所は法雅がよく知っている道にあります。
「はて。こんな場所にフレンチの店はあったかな」と思いながら、ナビをたよりにビストロ ハクの前に着くと、とても小さなフランス国旗風の看板に『HAKU』と書いてあるのが見えました。
外観からしても小さなお店であることがわかります。
お店を見過ごしてしまうかもしれません。
車は店の前に4台ほど駐めれます。
さっそく車を駐車して、お店に入りました。
Bistro Haku(ビストロ ハク）の店内とメニュー
Bistro Haku(ビストロ ハク）の店内
「あれ？誰もいない」
ほかの客どころかお店の人のすがたも見えません。
ちょっと不安になって「こんにちは」と声をかけると、店の奥からシェフらしき人が「いらっしゃいませ」と挨拶をして、席を案内してくれました。
ビストロというだけあって小さなお店です。
席は、4人掛けのテーブル席が4つ。あとカウンター席が5つ。
20人も座れば満席になります。
一部2階吹き抜けとなっており、開放感はあります。
ゆったりとした洋楽がお店のBGMです。
今回、お店選びの参考にした2017年版の『ミシュランガイド』では、
オープンキッチンで、一人、調理に励むオーナーシェフ。
（参照：2017年版ミシュランガイド）
コンセプトは、ワインに合う料理。
（中略）
カフェのような空間に洒落た音楽が流れ、肩肘張らずにフランス料理を楽しめる。
と紹介されています。
- 小さなお店
- ワインにあう料理
- 気軽にフランス料理を食べられる
まさにビストロの定義にピッタリあてはまるのが、ここ「ビストロ ハク」です。
オーナーシェフの笠原秀友さんは、函館や札幌で修行をつみ、2009年11月、現在地にビストロ ハクをオープンさせ現在にいたります。
HAKU（ハク）という店名は、「真っ白からスタートしたい」という意味だそうです。
Bistro Haku(ビストロ ハク）のランチメニュー
ビストロというお店の性格上、ワインを飲む夜が営業のメインになることは当然といえます。
しかし、ビストロ ハクではランチメニューとして、3種類のランチコースを用意しているのがうれしいところです。
- 1,000円（税込）のランチ（肉料理・サラダ・スープのワンプレート）
- 1,650円（税込）のランチコース（オードブル・魚か肉料理をえらぶ）
- 2,200円（税込）のランチコース（オードブル・魚料理・肉料理）
いずれのランチコースにもパン・デザート・コーヒー（もしくはオレンジジュース）が付きます。
また料理は、旬のものをつかうため、その時によって内容が変わります。
今回の肉料理は、鶏肉か鹿肉を選ぶことができました。
さて、いつものように3人でなにを食べようか相談をはじめました。
法雅は2,200円のランチコース。肉料理は鹿肉を選びました。
同行した2人は1,000円のワンプレートと、1,650円の鶏肉料理のランチコースをそれぞれ選びました。
ビストロ ハクでは、オーナーシェフが調理から接待まで1人でこなします。
もし、大勢の客だったらどのように仕事をするのか、まったく想像がつきません。
さっそく注文をうけて、シェフはもくもくと調理をはじめました。
オープンキッチンですので、調理の音や皿を洗う音が間近に聞こえてきます。
10分ほど歓談していたら、できあがった料理をシェフみずからが運んできました。
Bistro Haku(ビストロ ハク）の料理をいただきます
2,200円のランチコース
オードブル
オードブルは、牛レバーのマリネ・エスカルゴ・マッシュルームのスープです。
牛レバーはくせのある味ですが、マリネにすることにより、さっぱりと食べやすい味になっています。
マッシュルームのスープは、マッシュルームの香りとおいしさが口のなかに広がる一品です。
法雅は何十年ぶりにエスカルゴを食べました。
ほどよい食感でとてもおいしく感じました。
魚料理・秋鮭のムニエル
バターの香りがひろがります。味付けはあっさりで、ピーナッツの食感がアクセントです。
肉料理・鹿のもも肉のグリル
とてもやわらかくて驚きました。
わざとシンプルな味つけにして本来の肉の味を楽しめるようになっています。
法雅としては、2,200円のコース料理はおなかにはちょうど良い量でした。
やはりワインが飲みたくなりました。
1,650円のランチコース
鶏もも肉のソテー
オードブルは共通です。
皮がパリッとしていて、上には炒めたタマネギがのっています。
シンプルな味つけでとてもおいしいです。
1,000円のワンプレートランチ
鶏もも肉のソテー・マッシュルームのスープ・ルッコラと水菜のサラダが一皿に盛りつけてあります。
デザート
レモンのアイスクリーム
レモンとヨーグルトのアイス。
濃厚なヨーグルトにレモンのさっぱりとした味が合います。
ビストロ ハクは、まさにビストロを体現したお店
気軽にフレンチを楽しみましょう
今回は初めてビストロ ハクに訪問しました。
次回は、夜にワインでも飲みながら食事したいお店だと思いました。
昼とはきっとお店の雰囲気もちがうはずです。
オーナーシェフは一人で全部やっているので大変だなと思いましたが、あえて1つ気になったことを書きます。
それはお店の掃除が行き届いていなかったことです。
その時が、たまたまだったのでしょうか。
ミシュランのビブグルマンに認定された味は、とても美味しかっただけに、そこだけが気がかりでした。
今回もたいへん美味しくいただきました。
Bistro Haku(ビストロ ハク）（函館市本通/フランス料理）基本情報
住所：北海道函館市本通1丁目7-18
電話：0138-53-8486
営業時間：
昼11:00-15:00
夜18:00-23:00
定休日：日曜日
駐車場：4台ほど駐車できます
お店のホームページ：facebook
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