仏教用語『精進』精進に欠かせないものは「強さ」。そしてもう1つは

仏教用語『精進』の意味

『精進』(しょうじん)

古代インド文字(サンスクリット)ヴィーリャを訳した言葉。
もとの意味は「剛健さ」「勇敢さ」である。

仏教を学び、修行するには強い気持ちをもって、ひたすら努力すること。

現在は一生懸命に努力することを意味する。

仏教用語『精進』と時事をまじえた法雅のひとりごと

藤井七段、二冠をめざして挑戦中

「一期一会の御縁に感謝」僧侶歴30年の現役和尚・法雅(ほうが)です。

今回は将棋の藤井颯太七段(17歳)の「棋聖戦」「王位戦」というタイトル挑戦についてふれたいと思います。

はじめて藤井七段(当時は四段)をテレビで見たときは、3年前のこと。
まだ藤井七段が中学生の時でした。

史上最年少でプロ入りを果たすと、そのまま公式戦の最多連勝記録(29連勝)を樹立しました。
当時ワイドショーでは連日藤井七段の話題で盛り上がっていましたね。
今日の勝負メシとか。

アラフィフ法雅の世代では羽生善治九段が将棋界の天才だと思っていただけに、まさに将棋界の新星あらわるという感じでしたね。

藤井七段の強さの源泉は「負けたくない」気持ちが強いこと

テレビの報道やネットの記事のなかでは藤井七段の強さの理由が明かされています。

①小さい時から「詰将棋」が強く、小学生の時から全国大会で優勝し神童あつかいされていたとか。
②中学生のころからAIを活用し、将棋の勝率を上げていたとか。

こういうことが言われていますが、肝心なことは藤井七段本人が「絶対に負けない」「負けたくない」という気持ちが底辺にないと勝負には勝てません。

AIの活用も負けないための手段にほかなりません。

地元の人の話しだと、小さいころは負けると顔を真っ赤にして、将棋盤をかかえて泣いていたといいます。

こういう負けず嫌いの気持ちが底辺にあるから藤井七段は「精進」をして強くなり、勝率を上げ、現在は「棋聖」と「王位」の二冠をかけ戦っています。
本当にすごい棋士が現れたものです。

さて、精進という言葉はよく聞きますが、もともと仏教からきた言葉であることをご存じの方は少ないようです。

生活のなかに生きる仏教用語『精進』

そこで本日の生活のなかに生きる仏教用語。
今回は『精進』です。

「精進」という言葉は仏教からきています。
もとは古代インド文字(サンスクリット)ヴィーリャ。
これを漢字に訳した言葉が「精進」です。

ヴィーリャは「剛健さ」「勇敢さ」の意味があり、仏教を学び、修行するには強い気持ちをもって、ひたすら努力すること。
これが精進です。

それが現在では一生懸命に努力することの意味で使われています。

つまり自分に強い気持ち、勇ましい気持ちがないと、努力を続けることはできないと教えているのです。

人間は本来は弱いもの。
弱い自分に勝つことが精進のポイントです。

精進に欠かせないものは「強さ」。そしてもう1つは

藤井七段はとても負けず嫌いの性分のようです。
それが彼の棋士としての精進につながっていると思います。

自分に勝つ。相手にも勝つ。
これが藤井七段の精進の原動力です。

精進のために欠かせないものがもう1つあります。
それは藤井七段でいえば師匠・杉本八段の存在です。

いつもテレビで拝見していますが、藤井七段は本当によい師匠にめぐまれたと感心しています。

じつは師匠の存在が精進には欠かせないものです。
精進とか修行というのは独学ではできず、師匠(教える側)がいてはじめて成り立つものです。

たとえば皆さんが趣味でもなんでも長年続けていることがあるとすれば、必ず見本や先生、指導者、モデル、目標となる人がいませんか?

法雅にも師匠がいて、修行が成り立っています。

こういう指導者の質が高ければ高いほど、質の高い精進ができます。

杉本八段はとても控えめな印象ですが、じつはすごい師匠だということが藤井七段をみればわかります。

これからの藤井七段の快進撃に期待します。

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