下の子供と一緒に暮らすようになり、1人分の学費が浮いたとはいえ、その分食費・光熱費などがかかるものです。
子供を1人かかえた今、途中で資金が回らなくなることを避けなければいけません。
そこで今どれくらいローンを組んでいるのか出してみました。
そして町の弁護士に聞いてみることにしました。
- 負債総額1,300万円
- 国の教育ローン2人分 600万円
- 銀行の教育ローン 100万円
- 不動産担保ローン 350万円
- カードローン他 250万円
すべて政府系と銀行系のローンです。
離婚してから8年間でここまで借金が膨らみました。
これまでの経緯と負債の詳細を書いて町の弁護士に相談に行きました。
すると一言目に「これは自己破産案件です」と言われました。
弁護士が言うには、ここまで借金が増えれば自己破産しか方法がなく、町の弁護士事務所が不安ならば函館の弁護士事務所を紹介するという内容でした。
法雅にとっては想定内の答えでしたので、それ以降弁護士事務所には行っていません。
法雅には自己破産という選択肢はないからです。
かといって、このまま何もしなければ途中で資金が回らなくなることは明らかでした。
法雅はこの現状を伝えるべく、ひさしぶりに母親のもとへ向かいました。
いわばこの借金は法雅が遊びのために作ったものではなく、子供の教育という家族や一族が責任を負うべき問題だからです。
ですので以前から借金のことは家族中に伝えていました。
妻の家に住んでいた母親と伯母は変わらず元気でした。
おおよその話は事前に電話でしていましたので、単刀直入に話を始めました。
母親は法雅に毎月40,000円の資金援助を、妻にも毎月50,000円の家賃を考えていたようです。
しかし年金生活のため、これまでの支払いを大きく変更したいと伯母を説得し始めました。
これまでは、母の年金で家の光熱費や自動車の維持費を払っていました。
伯母は自分の食費と2万円の光熱費を払っていただけです。
それを母が伯母に食費を払うから家賃と光熱費等を伯母に払ってほしいと説得を始めました。
つまり今まで面倒をみてた人が反対に面倒をみてほしいと頼んでいるのです。
でも、伯母は資産持ちなのでやろうと思えば簡単です。
また母親は老齢のため車を手放すことになり買い物への交通手段を心配していました。
母親と伯母の生活にも大きな変化が起こりそうです。
約5時間の話し合いのすえ、
- 母親は法雅に毎月40,000円の資金援助をする。
- 母親は伯母に毎月自分の食費をわたす。
- 伯母は法雅の妻に毎月50,000円の家賃を払う。
- 伯母は家の光熱費等を払う。
以上のように決まりました。
これで法雅のローン返済も、妻の経済事情も良くなると思い安堵した矢先、伯母によって話しがひっくり返されるのです。
伯母は法雅に電話をかけてきて「親に40,000円も払わすのはおかしい」など、先日の合意が無かったかのような内容でした。
やはり80歳をすぎている人との話し合い自体が難しかったのかもしれません。
また住んでいるところが買い物には遠すぎるといって、スーパーの近くのアパートを契約。
母と伯母は突然引っ越しをしたのです。
しかも連帯保証人は法雅です。
これで妻への家賃の話しがなくなりました。
母親は法雅に毎月40,000円の資金援助をするかわり、経済的には伯母が面倒をみるようになりました。
何年もつづく、この2人の奇妙な生活。
いったいあと何年つづくのでしょうか。
変化があり次第、浮き沈みの記事にします。
さて法雅は毎月40,000円の母親の支援をうけ、収支がとんとんと一旦は落ち着いたかのように思いますが、次の春から上の子供の教育ローンの元本返済が始まることがわかっていたので、なにか対策を考えなければいけませんでした。
上の子供は5年間の高校生活が終わろうとし、本人の希望でもう2年勉強して大学4年の「学士」資格をとるつもりです。
そのため再び受験をしようとしていました。
17話でも書きましたが、合格して高等教育無償化や給付型奨学金を活用していけば充分生活できるので経済的な心配はしていません。
ですので本人がやりたいことは最後までやらせるつもりです。
ただ教育ローンは5年間すぎた段階で元本返済がはじまる契約です。
これまでの利息のみの返済とちがって金額が大きく増えるので対策を考えなければいけません。
法雅は自己破産の選択肢はありませんでしたので、基本の対策は支出を減らすことと収入を増やすことでした。
しかし近々やって来る元本返済は支出を減らすだけでは対応できないことは明らか。
よって法雅が残された方法は収入を増やす。
これ一択でした。
そこでお寺にいながらでも収入を増やす方法を実行することにしました。