お疲れ様です。法雅です。
今回は日本酒定期便のsaketaku(サケタク)を紹介します。
「全国に1.5万もの日本酒が存在するのに、私たちはその1%にも出会えてません」
このキャッチコピーは衝撃でした。
日本酒って15,000銘柄もあるの!?
もっと、いろんな日本酒に出会いたい!
こういう衝動にかられて、すぐに登録ボタンを押しました。
それから3ヶ月saketaku(サケタク)を利用してみた正直な感想を5つにまとめます。
先に結論を書きます。
- 必ずしも自分の好みの日本酒が届くとは限りません
- こんな日本酒があったのかと発見があります
- いずれも上質な日本酒なので安心感があります
- おつまみは正直、当たり外れがあります
- 日本酒業界に貢献していると感じられることが一番のよろこび
最初に、そもそもsaketaku(サケタク)ってなに?という方のためにサービスの内容や料金などを書きました。
流し読みでもけっこうですのでご覧ください。
それから3ヶ月のレビューは写真を多くそろえたので、サービスの雰囲気が伝わると思います。
最後に3ヶ月レビューで見えた「正直な」5つの感想を書きました。
それでは、さっそく本題に入りましょう。
saketaku(サケタク)とはどういうサービスか
およそ50年で3分の2減少した日本酒の販売量
近年、日本人の日本酒離れが進んでいるといわれます。
国税庁の資料によると、昭和45年に153万2千㎘だった日本酒の販売量が、じりじりと減りつづけ平成30年には48万9千㎘にまで落ち込んでいます。
約50年で3分の2も減っているとは。
およそ15年で4分の1減少した酒造メーカー
同時に日本酒を造っている酒造メーカーも減少しています。
資本金3億をこえる大企業は変わりませんが、メーカー数の99%を占める中小企業では平成15年では1,830あったメーカーが、平成29年には1,365と『4分の1』減少しています。
先ほどの日本酒の販売量を同じ年度にあてると、平成15年では82万6千㎘だった消費量が、平成29年には52万6千㎘と『3分の1』減少しています。
この結果は、あきらかに日本人の日本酒離れがすすみ、その影響で酒造メーカーも減少していることがわかります。
一方で、日本酒の海外輸出は伸びてきているとはいえ、日本の生産量の数%しか輸出しておらず、しかもその大半は大手が占めています。
いぜんとしてメーカー数のほとんどを占める中小の酒造メーカーが苦境に立たされていることに変わりはありません。
saketakuを運営する日本酒応援団株式会社
2015年、「日本酒のあるライフスタイルを、世界中に。」というテーマを掲げ、平井誠人氏、古原忠直氏を発起人として日本酒応援団株式会社が設立されました。
ともに三菱商事に勤めていたエリート2人によって、低迷する日本酒業界に革新をもたらそうと挑戦しています。
日本酒応援団の事業活動は、次の2つです。
- 「極上の日本酒をつくる」
- 「極上の日本酒をとどける」
それぞれの活動についてお話しします。
①極上の日本酒をつくる
中小の酒造メーカーのなかでも高い技術と情熱をもっている各地のメーカーと提携し、日本酒応援団が日本酒を企画、製造、そこでしか造れない「極上の1本」を生み出すことを追求しています。
なんと酒米の田植えから稲刈り、仕込みや販売まですべて社員がやっているんです。
②極上の日本酒をとどける
つくることに専念しすぎると、飲む人の言葉が聞こえなくなるもの。
これではどういうお酒が好まれるかという情報が乏しくなってしまいます。
そこで日本酒応援団では、海外をふくめた積極的な販売や、企業とのコラボレーションをとおして、飲み手や買い手との交流を深めつつ、日本酒づくりに活かしています。
日本各地に秘められた技術力の高いメーカーの希少な日本酒をとどけています。
そして極上の日本酒をとどけるサービスとしてとくに力を入れているのが、今回紹介するsaketaku(サケタク)です。
日本酒応援団がsaketaku(サケタク)をおこなう2つの理由
日本酒応援団が極上の日本酒をとどけるサービスであるsaketaku(サケタク)。
このサービスをおこなう2つの理由があります。
①知名度の高い銘柄以外の日本酒も知ってほしい
よくテレビで宣伝したり、広告費を使っている日本酒は当然のように知名度が高くなります。
また旭酒造の『獺祭(だっさい)』のように海外にまで知名度が高い日本酒があることも事実です。
では、そのお酒と比べて地方の酒蔵のお酒が何倍もおいしさがちがうかと言えば、そんなことはありません。
知名度はないけれど、高い技術と情熱でつくっている日本酒も当たり前のようにおいしいのです。
saketaku(サケタク)では、そういうお酒に出会うよろこびを感じることができます。
②日本酒の持つ魅力を最大限味わって欲しい
たしかに日本酒は多種多様で、知識や経験があれば尚いいですが、純粋に日本酒は「おいしいもの」「たのしいもの」と思ってもらうのがもっとも大事です。
saketaku(サケタク)は、まるで日本酒の専属ソムリエが我が家におすすめの日本酒を提案し、どこのお酒か、飲み方は、グラスはなに、といった深い情報を教えてくれる存在のようなものです。
今まで知らなかった日本酒の魅力に気づくことでしょう。
以上の2つの理由からはじまったサービス「saketaku」。
日本酒応援団が掲げている「日本酒のあるライフスタイルを、世界中に。」のテーマがかなうことはもちろん、低迷する日本酒業界に一石を投ずるサービスになってほしいと思います。
お疲れ様です。法雅です。今回は、法雅が利用した日本酒定期便サービス『saketaku(サケタク)』を運営している日本酒応援団株式会社(以下、本文では日本酒応援団)にスポットを当てたいと思います。日本酒応援団がどんな経緯で設[…]
saketaku(サケタク)の料金について
saketaku(サケタク)の料金は、二択の質問を3回選んで答えればプランが決まります。
- 「月々プラン」もしくは「年間プラン」
- 「月1本お届け」もしくは「月2本お届け」
- 「毎月お届け」もしくは「2ヶ月ごとにお届け」
saketaku定期コースの料金表
プラン | 月々プラン | 月々プラン | 年間プラン | 年間プラン |
お届け本数 | 1本 | 2本 | 1本 | 2本 |
会員価格 | 6,578円 | 7,678円 | 74,987円 | 87,527円 |
全額返金保証 | ○ | ○ | × | × |
法雅がレビューしたプランは「月々プラン」「月2本お届け」「毎月お届け」です。
理由は、法雅の家では妻も多少日本酒を飲みます。
4合瓶ではすぐに飲み終わってしまうことと、そのプランのほうがお得感が強いことです。
「月1本お届け」と「月2本お届け」では料金が1,000円しか違いがありません。
1,000円プラスして飲み比べができると考えれば安いと思いました。
「年間プラン」は最初からだとハードルが高いと感じ「月々プラン」にしました。
「年間プラン」の割引率がもっと高ければ検討したかもしれません。
ただし「年間プラン」は全額返金保証の対象外ですので、最初にお試しでsaketaku(サケタク)を始めるならば「月々プラン」が安心だと思います。
あとは各家庭で飲む量や、飲む頻度がちがいますので、「毎月お届け」か「2ヶ月ごとにお届け」を選べばよろしいと思います。
saketaku(サケタク)の評価はどうなのか
では、実際にsaketaku(サケタク)をとっている人の評価はどうなのか、口コミを調査していきます。
saketakuのホームページには現在1,165件の口コミが寄せられており、平均評価は5.0中4.7と非常に高い満足度を示しています。
ただし、なかには正直な口コミをする人もいるようです。
いくつか紹介します。
どんなものが届くのか楽しみでした。
同じ銘柄の色違いだったのが、ちょっと残念です。
いつもこんな感じなのかな。違う銘柄のお酒を楽しみたいと思います。(☆3評価)
もう少し飲みやすいものがあれば良いです。
好みとしては少し酸味がありすっきりした飲み口であくの強くないさらっとしてさっぱりと飲めるものが好みです。(☆3評価)
あえて希望を言うのであれば、口当たりの柔らかいものが多かったように思います。
たまに少し辛口なものが入っていてもいいかと思いました。(☆4評価)
何が送られてくるのかのドキドキ感は良いのですが、飲んだ事のある銘柄が有ると、ちょっとだけガッカリ感が湧いてしまう事があるので、そこさえ気にならなかったらとても満足のいく内容でした。(☆4評価)
最初のお酒は「深見桜」飲んだことがあるお酒で、あらら、って思いましたが、飲み方や、Tasting Checklistには細かくこのお酒について書いてあり、すごく面白いと感じました。(☆3評価)
皆さんの口コミをまとめますと以下のようになります。
- 毎回どんな日本酒が届くのか、わくわくして待っている。
- 日本酒好きでさえ、毎回知らない銘柄がとどくことが新鮮。
- 味の好みがちがう日本酒がとどいても、高品質の日本酒なので満足。
- すでに知っている銘柄が届いてしまうと、満足度が半減する。
- 味の好みがちがう日本酒がとどくと残念に思う人が一部いる。
ほとんどの人がsaketaku(サケタク)のサービスに満足して☆5評価をつけています。
皆さん、隠れた銘酒を飲める満足感が高いように思います。
saketaku(サケタク)を実際に3ヶ月レビューしました
法雅はsaketaku(サケタク)のサービスを6月から8月まで3ヶ月利用し、その後は休止しました。
1ヶ月ごと届いたものを写真で紹介します。
ここからは写真が多くなりますが、サービスの雰囲気が伝わると思います。
saketaku(サケタク)レビュー1ヶ月目(6月分)
法雅は4月下旬にsaketaku(サケタク)に登録しました。
その時は5月分の締め切りが終わっていたので6月分からのスタートです。
毎月5日が翌月分の締め切りとなります。
かなり長く待ったので、記憶から無くなりそうなのが半分、どんなお酒が届くのか楽しみが半分状態で待ちました。
発送時にはsaketaku(サケタク)からメールが届くので、お知らせが来たときは期待度が一気に高まりました。
法雅の家庭では、晩酌日を水曜日と日曜日と決めています。
1度の晩酌で1合ずつ飲み比べて楽しむので、およそ半月かけて飲みました。
最初に飲んだ時の味と、すこし空気にふれて変化した時の味の両方が楽しめてとてもよかったです。
saketaku(サケタク)レビュー2ヶ月目(7月分)
6月分がとてもよかったので、7月分もとても楽しみです。
しかも7月分には、あの「日本酒をおいしく飲むためのグラス」が届きます。
今回届いた「利き猪口グラス」とても満足しました。届いてからは、日本酒を飲むときにいつも使っています。
saketaku(サケタク)レビュー3ヶ月目(8月分)
3回目ともなると待つのも少し馴れてきます。
しかし今回は要冷蔵で来たので、すぐに箱からだして冷蔵庫に。
「ん?このワインのような瓶はなんだ。なんだかすごいのが届いたようだ」と再び期待が高まりました。
今回届いた日本酒には驚きました。
これが日本酒応援団がつくった、こだわりの日本酒。
醸造アルコールを使わない「純米」、濾過をしない「無濾過」、火入れ殺菌をしない「生酒」、加水をしない「原酒」。
日本酒本来の、芳醇の香りと味わいを存分に堪能できる逸品でした。
saketaku(サケタク)を休止・解約するには
法雅は3ヶ月saketaku(サケタク)のサービスをうけて、無期限休止にしました。
本音は、続けたいけど少し値段がはるので、いまの法雅の経済事情ではつづけられません。
のちに続けられる環境が整ったら必ず再開します。
それくらい価値を感じることができるサービスでした。
saketaku(サケタク)の休止や解約はとても簡単です。
saketaku(サケタク)のホームページにログインして、自分で「休止」や「解約」を選ぶだけです。
ただし、5日を越えると翌月分がとどくので、翌月から「休止」や「解約」をする方は5日までに手続きをしましょう。
またプラン変更したい時やサービスを再開する時も、自分でsaketaku(サケタク)のホームページにログインして簡単に手続きができます。
saketaku(サケタク)を3ヶ月レビューして見えた5つのこと
法雅が3ヶ月saketaku(サケタク)を利用しての正直な感想を5つ書きます。
ぜひ参考にしていただきたいと思います。
①必ずしも自分の好みの日本酒が届くとは限りません
saketaku(サケタク)のサービスは、専門家が長い時間をかけて厳選した日本酒を届けるサービスです。
自分の飲みたい日本酒がとどくサービスではありませんので、自分の好みにあうかはわかりません。
法雅は辛口が好きです。ですが、3回とも甘口でした。
辛口が好きな方は、うしろのラベルをみて辛口だとわかると、自然にテンションがあがりますよね。
こういう感覚が3回ともありませんでした。
自分の好みの日本酒が届くとは限らないことは予め知ってほしいと思います。
②こんな日本酒があったのかと発見があります
saketaku(サケタク)のサービスは、全国15,000の銘柄から厳選して日本酒が届きます。
法雅は日本酒は好きですが、そんなに多くの知識がないので、3回とも初めての銘柄でした。
正直、「こんなお酒があったのか」という発見がありました。
saketaku(サケタク)の回数を重ねていけば、やがて自分にもっとも合う日本酒に出会えることも可能でしょう。
そうすれば、その酒造メーカーから直接購入して晩酌したり、大事な人にプレゼントしたりすることもできます。
毎回、新しい日本酒に出会える楽しみがsaketaku(サケタク)にはあります。
③いずれも上質な日本酒なので安心感があります
①の感想で、「必ずしも自分の好みにあう日本酒が届くわけではない」と書きましたが、その補足になります。
saketaku(サケタク)では、高い技術と情熱をもった地方の酒造メーカーから厳選して届きます。
ですので、味の好みがちがっていても結局美味しいと感じます。
やはり日本酒のレベルが高いのでしょう。
法雅は辛口好きですが、今回はすべて甘口でした。
ですが、香り、味の良さと切れが良いために美味しく、甘口でも満足して飲み切れました。
ここにsaketaku(サケタク)の商品に対する安心感があるのだと思います。
ほとんどの口コミが高評価なのは、上質な日本酒を届けるsaketaku(サケタク)に対する安心感を評価しているのだと思います。
④おつまみは正直、当たり外れがあります
saketaku(サケタク)から届く上質な日本酒、それとともに、おつまみも同封されます。
このおつまみも、毎回届く日本酒にあうものを各地から厳選しています。
ただ正直にいえば、おつまみは当たり外れがあると思ったほうがよいです。
7月に届いた「濃厚チーズいか」(石川産)は、美味しいとは思いませんでした。
サキイカは普通、手にとって食べるもの。チーズいかはイカにチーズをまぶしているため、手にとると指にチーズがつきます。
なかには10センチほどの大きなイカもあり、それを口にくわえて引っ張るたびにチーズが指にベットリつきました。
あらかじめ細かくカットして箸で食べるのが良いのかも知れません。
また、8月に届いた「ほたるいかスモーク」(富山産)もそんなに美味しいと思いませんでした。
これ以上書くとクレーマーだと思われると困るので止めますが、これが正直な感想です。
ただ、saketaku(サケタク)のサービスをうけたい方は、美味しい日本酒が飲みたいのが最大の目的ですので、多少おつまみに当たり外れがあっても、そんなに気にならないと思います。
それに、おつまみには当たり外れがあることを、サービスをうける前に予め知っておいたほうが良いと思います。
⑤日本酒業界に貢献していると感じられることが一番のよろこび
saketaku(サケタク)は、低迷する日本酒業界に変革をもたらすために設立された「日本酒応援団」が運営するサービスです。
その目的を知ってsaketaku(サケタク)のサービスをうけると、自分がこの日本酒を飲むことで日本酒業界に貢献していると思えるのが一番のよろこびです。
長い歴史の日本酒文化を発展させるのも、衰退させるのも、飲むほうの私たちの姿勢だと思います。
せっかく酒造メーカーがよい日本酒を造っても、飲む人が減っているのなら日本酒業界は衰退してしまいます。
saketaku(サケタク)は、厳選された酒造メーカーから届けてくれるサービスです。
日本酒好きの方なら「素晴らしい日本酒との出会い」が約束されたおすすめなサービスです。
まとめ saketaku(サケタク)は日本酒好きな方にはおすすめのサービス
以上、法雅が3ヶ月saketaku(サケタク)を利用しての正直な感想を5つ書きました。
- 必ずしも自分の好みの日本酒が届くとは限りません
- こんな日本酒があったのかと発見があります
- いずれも上質な日本酒なので安心感があります
- おつまみは正直、当たり外れがあります
- 日本酒業界に貢献していると感じられることが一番のよろこび
これらの正直な感想をまとめて言うとすれば、
saketaku(サケタク)は日本酒を愛する方であれば「素晴らしい日本酒との出会い」が約束されたおすすめのサービスだということです。
しかも、月々プランであれば、初回お届けに限り『全額返金保証』(商品到着後7日間)もついています。
商品が到着して、箱を開けて内容に納得いかない方は『全額返金保証』をご利用ください。
逆にいえば、それだけ内容に自信がある制度だともいえます。
毎月、極上の日本酒が食卓にならぶ生活。とてもよいものです。
どうぞ、くわしくはsaketaku(サケタク)のホームページからご確認ください。
お疲れ様です。法雅です。今回は、法雅が利用した日本酒定期便サービス『saketaku(サケタク)』を運営している日本酒応援団株式会社(以下、本文では日本酒応援団)にスポットを当てたいと思います。日本酒応援団がどんな経緯で設[…]
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