今までのハッカ飴のイメージ
ハッカ飴の思い出といえば、子供のころ食べて口のなかが妙にスースーする甘いアメという記憶しかありません。
正直にいえば美味しいと思えませんでしたので、それ以降何十年も食べていません。
ところが先日、妻が友人のすすめで北見ハッカ飴を買ってきました。
妻も法雅と同じ理由で何十年もハッカ飴を食べていませんでした。
あくまで、おためし購入です。

食べる前にお互い、過去のハッカ飴に対するイメージを話し「あー同じ意見だねー」と笑いあい北見ハッカ飴を同時にパクリ。
二人とも「エー!ハッカ飴ってこんな味だったっけ?」と驚きあいました。
あの独特な強いスースー感はなく、さきに甘さが口の中にひろがり、後から爽やかなメントールの香りがします。
今までのハッカ飴のイメージががらりと変わりました。
そういえば、ハッカってなんだろうと興味がわき、北見ハッカ飴の公式サイトを見てみました。
とても詳しく載っていますので、ここではかいつまんで紹介します。
くわしく知りたい方はこちらをお読みください。
https://hakka.be/
ハッカってなんだろう
ハッカは日本語です。英語ではミントといいます。
ミントのほうが馴染みがありますね。
ハッカ(ミント)は100を越えるほどたくさん種類がありますが、大きく分けて3種類です。
①和種ハッカ(ジャパニーズ ペパーミント)
②西洋ハッカ(ペパーミント)
③スペアミント

いずれの種類もシソ科特有の正方形の茎の形と、葉をもむだけでスーッと感じる独特な清涼感があります。
メントールと聞くとお気づきになる方もいると思います。
まさにそれです。
ハッカ(ミント)はメントールが多くふくまれているため、ハーブとして料理、カクテルや菓子、薬用酒などの材料となったり、ハッカから抽出した精油(エッセンシャルオイル)は香料として食品や歯磨き粉に添加されたり、アロマテラピーや消臭や虫除けに用いられます。
ハッカは私たちの生活に深く関わりのある植物なんですね。
ハッカの役割。じつはとても広いんです
- 安心の天然添加物なので、お菓子やお酒の香料として適しています。
- ハーブ効果で、イライラしたときに気持ちを静めます。
- 大腸菌が滅菌されるほど殺菌力があります。
- 消臭効果もあります。
- 昆虫や小動物はミントの刺激が苦手です。
- 花粉症に悩む方でも効果があります。
そのほか湿布や胃腸薬、シャンプー、入浴剤、アロマなどなど、ハッカの役割はとても広いことがわかります。
北見のハッカについて
明治29年。北見地方のハッカ栽培が渡辺精司氏によって始まります。
北見地方の気候風土がハッカ栽培に適していることを確信しました。
明治35年ころには北見地方一帯にハッカ栽培が広まり、一大ハッカ生産地になりました。
昭和13年。栽培面積21000ヘクタール。取卸油の生産量が780トン。
世界の生産量のじつに70%を占めるほど成長しました。
その後は戦争の影響や、合成ハッカ(化学合成からできたもの)の台頭により生産量は減らし、昭和58年、世界に誇った「ホクレン北見ハッカ工場」が閉鎖されました。

北見のハッカ産業を消してはならないと翌年、北見ハッカ通商が設立され、北見地方の人々と栽培面積の増加と品種改良をすすめながら「ハッカ王国の再現」を目指しています。
北見のハッカ文化を消さない努力。法雅は感動しました。
北海道のお土産『北見ハッカ飴』
北見ハッカ飴の原材料は砂糖(北海道製造)、水飴、ハッカ脳です。純北海道産のアメです。
ほかの会社のハッカ飴はハッカ脳のところが「香料」と載っています。
ですから「北見ハッカ飴」は本物のハッカが入った本物のハッカ飴といえます。

ハッカ脳というのは、メントールのことでハッカを水蒸気蒸留させて油をとりだし、遠心分離機にかけて粗結晶とハッカ油に分離。

粗結晶を長い時間かけて冷やしたものがハッカ脳です。ハッカ脳をかぐとメントールの香り。
そしてそのまま北見ハッカ飴の香りでもあります。
法雅はアラフィフになってはじめて本当のハッカ飴の味を知りました。
興味のある方、お取り寄せしてみてはいかがでしょうか。
このほかにもいろいろな商品があります。
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