お疲れ様です。法雅です。
今回は『五勝手屋羊かん』を紹介します。
この五勝手屋羊かんといえば、丸缶のようかんが有名ですが、法雅は最初見たとき驚きました。
普通の羊かんは四角いのに、なんで丸いんだろうと。
それは手を汚さずに手軽に食べられる工夫だったんですね。
実際食べてみたら感心しました。
それにとてもおいしいです。
いろいろ五勝手屋羊かんのことを気になったので、少し調べてみました。
五勝手屋本舗のホームページにも歴史とかが載っていますので深掘りしたい人はご覧ください。
http://www.gokatteya.co.jp/mikaku/index.html
五勝手屋本舗の歴史

五勝手屋本舗を創業した小笠原家が道南の江差町に住み始めたのは慶長年間といわれますから、今から約400年の前のことです。
江差町は函館市、松前町とならんで北海道内でもっとも早く開けた地域とされているので、中世多くの人が北海道へ移り住んだと考えられます。

江戸時代にはニシン漁で栄え、北前船による交易も盛んでした。
しばらくしてこの地に多くあったヒノキの伐りだしのために渡ってきた五花手組(南部藩のきこり)が波打浜(アイヌ語でホカイテ)に住むようになり、彼らがためしに小豆を植えてみたところ、蝦夷地ではじめて実らせることができました。
小豆の収穫に多くの人々が喜んだそうです。
小笠原家は収穫した小豆をつかって菓子作りをはじめ、藩主に紋菓子を献上したところ大変喜ばれ、これを記念して「五花手屋」の屋号としました。
その後、きこり集団の五花手組が住みついた場所を五勝手村と呼ぶようになり、その流れから屋号も「五勝手屋」に変わりました。

このように菓子店としての歴史は創業年の明治3年よりもずっと古く、現存する菓子店としては道内最古と思われます。
北海道のお土産『五勝手屋羊かん』について
五勝手屋羊かんの歴史

五勝手屋はこのような流れで江戸時代から菓子作りをしてましたが、看板商品の羊かんは長年試行錯誤をくり返し練り上げられ明治3年に完成し販売されました。
この時を正式な創業年としています。
当時は北海道でとれた豆と、北前船で運ばれた寒天や砂糖をつかって作られましたが、基本的な作り方は現在も変わっていません。

五勝手屋羊かんは明治3年の販売以来、全国の数々の賞をを受賞していますが、なかでも昭和11年に天皇が函館に行幸したときのお土産として献上されたことで、北海道の銘菓として多くの人から愛されています。
五勝手屋羊かんの食べ方
よく知られている五勝手屋の丸缶ようかんは、昭和14年ころに指を汚すことのない工夫として考案されました。
食べ方はふつうの羊かんとちがって特徴があります。

「お召し上り方」という紙にも書いてありますが、写真で紹介します。

①ラベル上部の切り口を一回り切り離します。

②フタを取ります。

③糸をひっぱり7センチほど引き出します。

④押し出しやすくするため、上の砂糖部分を外側から指でもみほぐします。

⑤下からお好みの量だけ押し出します。

⑥糸を回して羊かんを切ります。

食べきれずに余ったらフタをします。

五勝手屋羊かんのお取り寄せ
Amazonでも楽天市場でもお取り寄せはできます。
気になった方はご賞味してはいかがでしょうか。
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