晩酌など飲む量を徹底調査。お酒の消費「都道府県ランキング」発表

一期一会の御縁に感謝。晩酌和尚の法雅(ほうが)です。

飲酒歴30年のアラフィフ和尚が、晩酌について綴(つづ)るシリーズ企画。
今回は4回目、晩酌などでお酒を飲む量は、いったいどれくらいか実態調査をしたいと思います。

はじめに男女別に飲酒量を調べました。
つぎに年代別の飲酒量も調べたので参考にしてください。
そして最後に都道府県別の飲酒量を調査し、ビールや日本酒などの酒類それぞれのランキングを発表したいと思います。

今回の記事に参照として載せているデータや資料は、

  • 政府統計ポータルサイト『e-Stat』
  • 国税庁『お酒のしおり』

が出典です。

先に結論からいうと、

  1. 女性より男性のほうが、圧倒的に飲酒量が多い。
  2. 成人の6人に1人は毎日飲酒しており、飲酒量は男性が2合前後飲んでいる人が多い。
  3. 毎日飲んでいない人は、飲酒量は1合前後と少なめ。
  4. 20代、30代の若い人は、ふだんあまり飲酒をしない。
  5. 40代~60代の中高年は、毎日「1~2合」飲酒する人が多い。
  6. ほぼ毎日「5合以上」飲酒する人がいる。
  7. 女性の半数は、お酒を飲めない。
  8. 各地域によって、愛されるお酒があり、好んで飲んでいること。

このように、多くの発見がありました。

法雅はお酒を愛する一人として、長く晩酌を楽しみたいと思っています。
この記事を読めば一般的な飲酒量がわかるので、自分はお酒を飲む量が多いのか、少ないのか比較できるという意味では、この記事を読むメリットは大きいと思います。

それではさっそく始めます。

目次

晩酌などで飲むお酒の量を男女別に調査

晩酌をする男女の写真

皆さん、ふだんの晩酌などで、どれくらいの量のお酒を飲むのでしょうか。
政府統計ポータルサイト『e-Stat』には、成人の男女別・年齢別の飲酒の状況がデータとして掲載されています。

その調査人数、なんと97,483人。

よくも、そんなにたくさんの人数の調査ができたものだと驚きます。
これだけデータが多いと、日本国内の成人がふだん飲んでいるお酒の量が、そのまま正確に反映されるはずです。

データをくわしく知りたい方はこちらをご覧ください。(政府統計ポータルサイト『e-Stat』)

「毎日かならず飲酒する」飲む量を男女別に調査

飲酒の頻度の円グラフ

97,483人のうち、毎日お酒を飲んでいると答えた人は16,017人。
成人全体の16.4%、つまり6人に1人が毎日お酒を飲んでいると回答しました。

男女別にみますと男性は12,319人、女性は3,698人と、圧倒的に男性が多いのが分かります。

次に、毎日お酒を飲んでいる成人を対象に、男女別に飲酒量を調べてみました。

「毎日かならず飲酒する」男性の飲む量を調査

~1合1~22~33~44~55合~総数
男性2,7244,6542,9971,20431434512,319
一部飲酒量不明者がいるので総数にちがいがあります

男性は1合未満~3合未満で全体の84%を占めていることから、毎日お酒を飲むほとんどの男性は、「2合前後」を飲んでいることが分かりました。

ちなみに、今回の記事でいう「1合」とは、

  • 日本酒1合 180ml
  • チューハイ(7%) 350ml
  • ウィスキーダブル1杯 60ml
  • ビール瓶1本 500ml
  • ワイン1杯 180ml

程度の飲酒量です。

「毎日かならず飲酒する」女性の飲む量を調査

~1合1~22~33~44~55合~総数
女性1,3531,23965626179833,698
一部飲酒量不明者がいるので総数にちがいがあります

女性は1合未満~2合未満で全体の70%を占めていることから、毎日お酒を飲むほとんどの女性は、「1合前後」を飲んでいることがわかりました。

また男女とも約5%の人が、毎日「4合以上」のお酒を飲んでいると回答しており、ここまで飲酒量が多いと生活習慣病が心配されます。

「毎日ではないが飲酒する」飲む量を男女別に調査

97,483人のうち、毎日ではないがお酒は飲むと答えた人は24,942人。(上記、円グラフ)
成人全体の26%、つまり4人に1人が毎日ではないけどお酒は飲むと答えました。

「毎日ではない」には、「週に5~6回」から「月に数回」飲酒する人が該当しています。

男女別にみますと男性は14,271人、女性は10,671人と、全体のおよそ6割が男性ですが、毎日飲酒する場合と比べて、女性の割合がずいぶん高くなりました。

次に、これらの成人を対象に、男女別に飲酒量を調べてみました。

「毎日ではないが飲酒する」男性の飲む量を調査

~1合1~22~33~44~55合~総数
週5~61,1181,44874724761493,690
週3~41,1781,32368325778803,627
週1~21,4211,3907143011161294109
月1~3941857518247991472,845
一部飲酒量不明者がいるので総数にちがいがあります

「週5~6日」と「週3~4日」の、いわゆる「ほぼ毎日飲む」男性は、1度の飲酒量「1合~2合」が人数の頂点になっています。

それに比べて「週1~2日」「「月1~3」の、いわゆる「たまに飲む」男性は、1度の飲酒量「1合未満」が人数の頂点になっています。

つまり、ほぼ毎日飲む男性はビールを1~2本程度飲む人が多い一方、たまに飲む男性は飲酒量が低く、ビール1本を飲む程度です。

また、たまに飲む男性は、1度の飲酒量が「5合以上」の割合が高いことが注目されます。
これは週1回や月1回ほど、飲み会などで飲酒量が増えているのだと思われます。
家では飲まないけれど、飲み会ではかなり飲むことが予想されます。

「毎日ではないが飲酒する」女性の飲む量を調査

~1合1~22~33~44~55合~総数
週5~68005422037922151,670
週3~41,2276852328515202,280
週1~21,8891,12833311730383,568
月1~31,57888040415248483,154
一部飲酒量不明者がいるので総数にちがいがあります

「週5~6日」から「月1~3日」まで1度の飲酒量「1合未満」が人数の頂点になっています。
アルコール度が低い缶チューハイを、1本だけ楽しむ女性が多いように思います。

このように、男女別に飲酒量を調べてみると、次のようなことが分かりました。

  1. 男性のほうが女性に比べて、圧倒的に飲酒量が多い。
  2. 毎日飲酒する人は、飲み慣れているせいか、男性は2合前後、女性は1合前後と1度の飲酒量が多かった。
  3. 毎日ではないが飲酒する男性は1合前後、女性は1合未満の飲酒が多かった。
  4. 男性は、飲み会で5合以上の飲酒をすることがある。
  5. 反対に、男性の5人に1人、女性の2人に1人はお酒が飲めない。

この結果に、皆さんも思い当たることがあるのではないかと思います。

自分は週2回ですが、1回の飲酒量は皆さんより多いです。

晩酌などで飲むお酒の量を年代別に調査

お酒を飲む写真

男女別の飲酒量はかなり分かってきました。
次に年代別の飲酒量を調べます。

「最近の若い人はあまり飲まない」とも聞かれますが、実際はどうなんでしょうか。
政府統計ポータルサイト『e-Stat』には、5歳ごとのデータに分かれていて、かなり細かいので、そのデータを10歳ごと、「20代」「30代」というように整理してみました。

「毎日かならず飲酒する」飲む量を年代別に調査

~1合1~22~33~44~55合~総数
20代609766351119288
30代25449240221862901,528
40代5741,1148814361271663,319
50代6791,24890535498933,395
60代1,0571,68195731066464,141
70代9199793669623142,423
80以上535282761641922
一部飲酒量不明者がいるので総数にちがいがあります

20代は年代別のなかでもっとも少ない人数となり、毎日飲酒している人でも「1合~2合」が多いです。

30代は中高年と比較しても人数は少ないですが、毎日飲んでいる人は「1合~3合」の割合が高いようです。
若いので飲酒量がすこし多いように思います。

40代~60代の中高年が、毎日飲酒している人数が多いです。
そして、ともに「1合~2合」の飲酒量が人数が多い印象です。

70代以上になると、飲む人数が減ると同時に、加齢とともに飲酒量も「1~2合」から「1合未満」へと減っていくように見受けられます。

また毎日「5合以上」飲む人は20代~40代にかけて一定数いることもわかりました。
こういう人は生活習慣病などが心配されます。

「ほぼ毎日飲酒する」飲む量を年代別に調査

次は「週5~6日」と「週3~4日」の、いわゆる「ほぼ毎日飲む」人を年代別に調べてみました。

~1合1~22~33~44~55合~総数
20代174252150732229704
30代44859031113548461,591
40代76889848818752482,455
50代77383944315934282,290
60代1,0388643629116102,392
70代7764549920421,369
80以上34810011200465
一部飲酒量不明者がいるので総数にちがいがあります

20代から50代までは「1~2合」を飲む人がもっとも多く、次いで「1合未満」でした。

60代以上は「1合未満」がもっとも多く、次いで「1~2合」でした。

この結果、ほぼ毎日飲酒する人は、1度の飲酒を2合以内ですませる人が多く、加齢により飲酒量も減っていく傾向がみられました。

「たまに飲酒する」飲む量を年代別に調査

「週1~2日」「「月1~3」の、いわゆる「たまに飲酒する」人を年代別に調べてみました。

~1合1~22~33~44~55合~総数
20代794866580261931162,736
30代83485141320769972,492
40代1,10399643217971962,912
50代94170928910536362,128
60代1,0954961765218131,873
70代7312596213351,099
80以上3297514120436
一部飲酒量不明者がいるので総数にちがいがあります

たまに飲酒する人は、ふだん飲む習慣がないせいか、全年齢的に飲酒量「1合未満」がもっとも多く、たまに「1~2合」を飲む傾向となっています。

とくに20代、30代の若者の飲酒者の多くが「たまに飲酒」するに該当しており、ふだんはあまり飲まないことがわかりました。

反対に、20代~40代で「5合以上」飲む人が一定数いることがわかり、ふだん飲まないけれど、飲み会では多く飲酒することが想像できます。

以上の結果から、晩酌などで飲むお酒の量を年代別に調べてみると、次のようなことがわかりました。

  1. 20代、30代の若い人は、ふだんはあまり飲酒せず、たまに飲んでも「2合以内」の人が多い。
  2. 40代~60代の中高年は、毎日飲酒する人が多く、飲む量は「1~2合」が多い。
  3. 70代以上は、加齢とともに「1合未満」と飲酒量が減る。
  4. 20代~60代の「毎日」「ほぼ毎日」飲酒している人のなかで、「5合以上」飲む人が一定数おり、生活習慣病が心配される。
  5. 20代~40代で、ふだんは飲まないけれど、飲み会で「5合以上」飲酒する人がいる。

このように年代別の飲酒量の実態がわかってきました。

もうすぐ50歳の自分は1度の飲酒量が3~4合なので、けっこう飲んでるほうですね。

晩酌など飲む量を酒類ごと「都道府県ランキング」発表

ウイスキーの写真

今回の記事は、飲酒量を調べる内容でしたので、表が多くなってしまいました。
内容もデータを中心にこまかくなってしまったので、まるで研究発表のようになってしまいました。
最後は、酒類ごとの「都道府県ランキング」を発表します。(データは国税庁『お酒のしおり』平成30年度)

都道府県民1人当たりの酒類販売(消費)数量から、ランキング10位までを発表します。

日本酒の都道府県ランキング

日本酒ランキング

米どころは、お酒の生産地でもあるので、飲酒量が多いようです。

焼酎類の都道府県ランキング

連続式蒸留焼酎と単式蒸留焼酎の合計です。

焼酎ランキング

焼酎の産地・九州勢と北国で占めている印象です。

ビールの都道府県ランキング

ビールランキング

東京の圧倒的飲酒量にビックリです。

リキュールの都道府県ランキング

リキュールランキング

北国で多く飲まれているんですね。

1人当たりの「飲酒量」都道府県ランキング

総量ランキング

東京の多さも驚きですが、酒豪・高知県がここで3位にランクインしたのには驚きました。

高知県はビールは4位でしたが、発泡酒の飲酒量はダントツ1位なんです。

各地域によって、愛されるお酒があり、皆さんが好んで飲んでいるのがよく分かりました。

まとめ 晩酌などで毎日お酒を飲む中高年男性は、必ず定期検診を受けよう

お酒のアップ写真

今回は、晩酌などでお酒を飲む量は、いったいどれくらいか実態調査をしました。

はじめに男女別に飲酒量を調べ、つぎに年代別の飲酒量も調べました。
さらに酒類ごとに都道府県別の飲酒量を調査し、ランキングを発表しました。

その結果、次のことがわかりました。

  1. 女性より男性のほうが、圧倒的に飲酒量が多い。
  2. 成人の6人に1人は毎日飲酒しており、飲酒量は男性が「2合前後」飲んでいる人が多い。
  3. 毎日飲まない人は、飲酒量は「1合前後」と少なめ。
  4. 20代、30代の若い人は、ふだんあまり飲酒せず、飲んでも「1合程度」。
  5. 40代~60代の中高年は、毎日「1~2合」飲酒する人が多い。
  6. ほぼ毎日「5合以上」飲酒する人がいる。
  7. 女性の半数は、お酒を飲めない。
  8. 各地域によって、愛されるお酒があり、好んで飲んでいる。

このように、多くの発見がありました。
統計的にみると、若い人はあまり飲酒していませんが、中高年男性はほぼ毎日、晩酌などで飲酒している人が多いです。
そういう愛飲家は、定期検診をかならず受けるようにしましょう。

法雅自身も中高年男性なので、定期検診はかならず受けるようにして、自分の胃や肝臓の状態をチェックしています。
理由は、これからも長く晩酌を楽しみたいからです。

今回の記事を読んで、自身の飲酒量をチェックしてほしいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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