晩酌など毎日飲酒する人は全体の17%。リスクを知って楽しく飲む方法とは

一期一会の御縁に感謝。晩酌和尚の法雅(ほうが)です。
飲酒歴30年のアラフィフ和尚が、晩酌について綴(つづ)るシリーズ企画。

今回は2回目、晩酌などで毎日飲酒する人はいったいどれくらいいるのか。
毎日飲酒をするリスクを正しく知って、楽しくお酒を飲む方法などを書きます。

今回の記事に参照として載せているデータや資料は、

  • 厚生労働省ホームページ
  • 政府統計ポータルサイト『e-Stat』
  • 公益社団法人『アルコール健康医学協会』

などが出典です。

先に結論からいうと、

  1. 晩酌などで毎日飲酒する人は全体の17%。じつに成人の6人に1人が毎日お酒を飲んでいます。
  2. 毎日の飲酒は、アルコール依存だけではなく、病気などのリスクが高まります。休肝日をもうけて長くお酒を楽しむことが大事です。
  3. 正しいお酒の飲み方は『適正飲酒の10か条』を守ることで、長く楽しくお酒とつき合えます。

法雅もお酒を飲む一人として、ずっとながく飲酒を楽しみたいと思っています。
飲酒をする皆さんには、この記事を参考にしてくれるとうれしいです。

途中でお酒のトラブルにまつわる『実話エピソード』もあります。

最後までご覧ください。

目次

晩酌など毎日飲酒する人はどれくらいいるのか。統計であきらかに

晩酌 毎日の写真

最初に、晩酌など毎日お酒を飲む人はどれくらいいるのか、実態調査をした情報が必要です。

政府統計ポータルサイト『e-Stat』は、いろいろな統計データを見ることができます。
(今回の統計データをご覧になれます)

そのなかで「飲酒の頻度」に関する統計データがありました。
男女6,586人を対象とした回答をみると興味深いことが見えてきました。

毎日飲酒する人の統計データ

飲酒頻度の統計調査の円グラフ

政府統計ポータルサイト『e-Stat』の情報では、「毎日飲酒をする人」は6,586人のうち1,113人(16.9%)、じつに成人の6人に1人が晩酌などをして毎日お酒を飲んでいることがわかりました。

そして興味深いのは男女比です。

毎日飲酒する男女別の円グラフ

男性は3,109人のうち874人(28.1%)。女性は3,477人のうち239人(6.9%)。

男性のほうが女性に比べて4倍の人が、毎日お酒を飲んでいることが分かりました。

近年、お酒を楽しむ女性が増えたと聞きましたが、やはり男性が多いんですね。

ちなみに1週間に5回、6回という「ほぼ毎日」お酒を飲む人は、6,586人のうち429人(6.5%)。
この結果から「毎日」、「ほぼ毎日」飲酒をする人は23.4%。

つまり男性を中心に、成人の4分の1が、毎日のようにお酒を楽しんでいる実態がわかってきました。

毎日飲酒する人を年齢層で調べる

次に、晩酌などで毎日飲酒する人を年齢層で調べてみました。
資料は同じく『e-Stat』です。

毎日飲酒をする年代層別円グラフ

毎日飲酒すると回答した1,113人のうち、20代はもっとも低く、30代から60代にかけて割合が高くなり、70代では低くなりました。

厚生労働省の棒グラフ

この傾向は、厚生労働省が平成17年に調査した「飲酒習慣者」データともおおむね一致しています。
(『厚生労働省』飲酒習慣者のグラフ)

厚生労働省がいう「飲酒習慣者」とは、1週間に3回以上お酒を飲み、飲酒日に日本酒で1合以上飲む人のことをいいます。

ですので、毎日飲酒する人だけのデータと比べると単純に比較はできませんが、20代から中高年にかけて割合が増え、老年になると減るという傾向はよく似ています。

以上のことから、日本では男性を中心に17%の人が晩酌などで毎日お酒を飲み、年齢層では中高年の割合がもっとも高いことが分かりました。

また、「ほぼ毎日」お酒を飲む人は全体の4分の1になり、飲酒の習慣が日常生活の一部になっている人が多いことがわかりました。

晩酌など毎日飲酒するリスクを知ることは大切

晩酌 毎日の写真②

晩酌などで毎日お酒を飲む人が、全体の17%いることはわかりました。

問題はどれくらいお酒を飲むかです。
適度の量であれば問題ありませんが、多すぎるとお酒はいろいろなリスクをともなう飲み物になります。

お酒の量に関しては、「飲酒量を徹底的に調べた」こちらの記事をご覧ください。

厚生労働省が、生活習慣病予防のための情報サイトに『e-ヘルスネット』があります。
そこにはアルコールによる健康障害について、くわしく紹介しています。
ここでは10項目にまとめました。

  1. 急性アルコール中毒…一気飲みなどの無理な飲酒により、意識レベルが低下し、嘔吐、呼吸状態が悪化するなど危険な状態に陥ります。
  2. 肝臓病…お酒の飲みすぎにより肝臓病がおこります。はじめは脂肪肝、そして肝炎、最後は肝硬変となり、治すのが難しくなります。
  3. すい臓病…すい臓病の原因としてお酒の飲みすぎが多くなっています。急性すい炎や慢性すい炎、さらに糖尿病にまで進むことがあります。
  4. 循環器疾患…適度な飲酒は循環器によいとされていますが、お酒の飲みすぎは逆に循環器疾患のリスクが高まるとされています。
  5. メタボリックシンドローム…お酒の飲みすぎが原因の、メタボリックシンドロームに関わる高血圧・高脂血症・高血糖が多数みられます。
  6. うつ、自殺…アルコール依存症とうつ病の合併は頻度が高く、アルコールと自殺も強い関係があるとされています。
  7. 認知症…お酒を飲みすぎることで脳の萎縮が高い割合でみられ、認知症につながるケースが多く見られます。反対に適度な飲酒は、認知症の予防になるともいわれています。
  8. …WHO(世界保健機関)の評価では、飲酒は口腔・咽頭・喉頭・食道・肝臓・大腸と女性の乳房の癌の原因となるとされています。
  9. 歯科疾患…お酒の飲みすぎは、次第に身体機能が低下し、口腔衛生の低下や唾液分泌の異常などが起こりやすくなります。
  10. 痛風…アルコールを摂取することで、体内の尿酸値が増え、時に痛風発作となることがあります。

詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。(アルコールによる健康障害)

実際にあったお酒のトラブルにまつわるエピソードです。

以前、法雅の友人の結婚披露宴の時、新郎だった友人が先輩方からお酌をもらいにまわった結果、急性アルコール中毒になり、披露宴途中に救急車で運ばれたという笑えない出来事が起こりました。
披露宴の最後、新婦がひとりさみしく謝辞を述べていました。

このようにお酒の飲みすぎは、いろいろなリスクがともないますので、お酒と正しくつき合うことが大切です。

また未成年者、妊娠中と授乳期の母親、そして自動車を運転する人の飲酒はぜったいにやめましょう。

今では、痛風・腎不全・動脈硬化・心筋梗塞・高血圧のリスクを低くするため「尿酸値」を下げる健康食品があります。
こういう食品をつかって、楽しくお酒を飲んだり、旅行でグルメを楽しみましょう。

気になった方はこちらのレビュー記事をご覧ください。

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お酒と正しくつき合う方法『適正飲酒の10か条』

晩酌 毎日の写真④

晩酌などの毎日の飲酒は、体にリスクをともなうことを書きましたが、適度な飲酒はかえって体に良いこともあります。
昔から「酒は百薬の長」と言われているとおりです。

適度な飲酒は体に良いこともあります

たとえば虚血性心臓病(心筋梗塞、狭心症など)に対しては、適度な量のアルコールによって心臓病を予防する善玉コレステロールの量を増やし、悪玉コレステロールを抑える効果があるとされています。

Jカーブ効果

これをグラフにすると、お酒をまったく飲まない人や大量に飲む人に比べて死亡率が低い、いわゆる「Jカーブ効果」と呼ばれています。

こちらも『e-ヘルスネット』に載っています。
詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。(飲酒とJカーブ)

お酒と正しくつき合う方法『適正飲酒の10か条』

お酒を飲むことも飲まないことも、本人の判断です。

法雅はお酒が大好きです。
これからも長く楽しんでいきたいと思っています。

長くお酒を楽しみたいと思っている方は、これから紹介する『適正飲酒の10か条』を実践していただきたいと思います。

この『適正飲酒の10か条』は公益社団法人「アルコール健康医学協会」がうたっているものです。
この協会は厚生労働省と財務省共管の社団法人で、昭和55年の設立以来、「適正飲酒の普及・啓発」「20歳未満の者の飲酒防止」を2本柱に活動している協会です。

『適正飲酒の10か条』を以下にわかりやすくまとめました。

①談笑し 楽しく飲むのが基本です

適量なお酒は、楽しい気持ちを増加させ、緊張感をやわらげたり良好な人間関係をつくるなど、さまざまな効果があります。
家族や友人と話したり笑ったりしながら、楽しく上手に飲みましょう。

②食べながら 適量範囲でゆっくりと

お酒と一緒に栄養のバランスがとれたものを食べると、アルコールと胃の粘膜の接触をやわらげ、アルコールの吸収がゆるやかになり、それによって胃腸障害を予防することができます。

また、食べ物にふくまれる水分は、血液のなかのアルコール濃度をうすめる役割があります。

アルコールはどのくらいが適量かといえば、一般的に2単位ぐらいが限度とします。
ビール中瓶なら2本まで、日本酒なら2合まで、焼酎なら1.2合まで。

これを越えると悪酔いし始めます。もちろん個人差はあります。

③強い酒 薄めて飲むのがオススメです

アルコール度数の高いお酒は、のどや粘膜に強い刺激があります。

くり返すと病気のリスクが高まるので、水で薄めるほうが体にもやさしいです。
同時にアルコールの摂取量を少なくすることにもつながります。

④つくろうよ 週に2日は休肝日

2単位のお酒を肝臓で分解するのに、個人差はありますが平均6~7時間かかります。
肝臓を毎日連続して酷使すると、中性脂肪が蓄積されて胃や腸といった消化管の粘膜も荒れてきます。

肝臓や消化管の修復のために、週に2回程度の休肝日を作りましょう。
できれば2日飲んで1日休むのが理想です。
同時にアルコール依存症も防げます。

⑤やめようよ きりなく長い飲み続け

長時間の飲酒は、お酒の適量を超えて大量飲酒となり、二日酔いにもなります。

たとえばビール中瓶3本飲んだとしたら、アルコールが抜けるのに9時間はかかります。
そのため朝になっても体内にアルコールが残っている計算になります。

ほどほどの時間で切り上げて、朝スッキリが上手なお酒の飲み方です。

⑥許さない 他人(ひと)への無理強い・イッキ飲み

アルコール・ハラスメント(アルハラ)は飲酒にまつわる人権侵害です。

一気飲みを強要することは、急性アルコール中毒のリスクが高まる怖いおこないです。

また酔ったうえでの迷惑行為もアルハラです。

みんなのペースで楽しく飲めるように配慮しましょう。

⑦アルコール 薬と一緒は危険です

お酒と一緒に薬を飲むと、薬の効き目がなくなったり、逆に強くあらわれたりします。
薬と一緒にお酒を飲まないようにしましょう。

また、睡眠剤との併用は、昏睡状態に陥る可能性もあります。

薬を常に飲んでいる人は、医師に相談しましょう。

⑧飲まないで 妊娠中と授乳期は

妊婦がお酒を飲むと、アルコールは胎盤を通じて胎児の血液に流れ込み、流産したり、障害を持ったりします。

また、授乳期にお酒を飲むと、母乳を通じてアルコールが赤ちゃんの体内にはいり、脳や体に発育が遅れることがわかっています。

胎児や赤ちゃんもれっきとした未成年者なのです。

⑨飲酒後の運動・入浴 要注意

お酒を飲んだ後は、血中アルコール濃度が高くなり、体はアルコールを分解しようとします。
その時に入浴をすると、アルコールの代謝速度が遅くなります。

また飲酒後の運動は、血液の循環が早くなるため、すぐに酔いがまわって平衡感覚が乱れ、予期せぬ事故がおこる可能性があります。

酒を飲んだ後の運動や入浴はひかえましょう。

⑩肝臓など 定期検査を忘れずに

お酒を飲む人は、定期的に肝機能の検査を受け、その健康状態を確かめることが必要です。

自分のアルコール量が適量かどうかを知るためにも、肝臓だけではなく、すい臓や胃などの検査を受けて、自分の健康を定期的に確かめましょう。

以上が『適正飲酒の10か条』です。
くわしく知りたい方はこちらをご覧ください。
(『アルコール健康医学協会』のホームページ)

どれもお酒を長く楽しみたい人にとっては大切なことばかりです。
この10か条をさらに4つにまとめてみました。

  1. 毎日のお酒は適量を、晩御飯時に飲む(晩酌が良い)
  2. できれば2日飲んで1日休むのが理想
  3. 飲む相手のペースをまもって、歓談しながら飲む
  4. 定期検診で肝臓なども検査する

法雅の家庭では、飲む日は水曜日と日曜日と決めています。
晩酌しながら、ゆっくり飲むようにしています。

1年に1回の定期検診も受けてます。

改善点としては、1回の飲む量が少し多いと感じています。
これも定期検診の結果を見てから改善したいと思っています。

お酒を飲むことは人類の文化でもありますし、とても楽しいことです。
法雅は長くお酒を楽しみたいと思っていますので、『適正飲酒の10か条』を守っていきます。

今では、自分のアルコール体質を簡単に調べられるようになりました。
気になった方はこちらのレビュー記事をご覧ください。

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まとめ 晩酌など毎日の飲酒はリスクが高いので、休肝日をもうけて長く楽しみましょう

晩酌 毎日まとめの写真

今回は、晩酌などで毎日お酒を飲んでいる人は、いったいどれくらいいるのか。
毎日飲酒をするリスクを正しく知って、楽しくお酒を飲む方法を書きました。

結論として以下のことがいえます。

  1. 晩酌などで毎日飲酒する人は全体の17%。じつに成人の6人に1人が毎日お酒を飲んでいます。
  2. 毎日の飲酒は、アルコール依存だけではなく、病気などのリスクが高まります。休肝日をもうけて長くお酒を楽しむことが大事です。
  3. 正しいお酒の飲み方は『適正飲酒の10か条』を守ることで、長く楽しくお酒とつき合えます。

今回の記事を読みつつ、これまでのお酒のつき合い方をふり返ってみてください。

せっかくの楽しい飲み物です。
長く楽しめるようにつき合いましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

最後に、晩酌を楽しむ皆様におすすめのレビュー記事があります

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検査の様子を知りたい方は、こちらの記事をクリックしてご覧ください。

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